・ ページ31
常「本当に嫌いなわけ?俺のこと」
肩で息をする私を見下す大希くんは、さっきよりも悲しそうな目をしてる。
A「…ち、ちがっ…」
また大希くんの顔が近づいてきてキスをされると思って思わず目を瞑るけど、想像した感触は口に伝わってこない。
常「今から抱かれる男の顔、よく見とけ」
ゆっくり目を開けた私にそんなことを言う。
その瞬間少し体を傾けさせられたかと思うと背中の下に手を入れられて、一瞬にして胸の締め付けが緩くなった。
A「……ッ、やぁ」
嫌でもピンと張る"それ"を優しく弾いたり、摘んだり。
常「剛ちゃんとヤってないのは知ってたよ」
A「な、なんっっ……んぁッ、」
常「LINEで言われてた。一緒には寝たけどヤってはないって」
じゃあなんで今こんなことに。
ここまで大希くんとするのは初めてで、何もかもが分からなくて頭が真っ白になる。
常「それでもAが俺じゃなくて剛ちゃんを頼ったのが悔しくて」
そう言いながらも私の体をいじる手は止めない。
A「んッ、わ…かったから、、ッ…やぁ」
常「…ほんとにやめていい?」
A「…だいっ、きくんの…イジワルッ、、」
またキスが降り注いで、そして流れるように履いていたズボンも脱がされる。
いつの間にか大希くんも上は脱いでて、程よくついた筋肉には少しだけ汗が滲んでいた。
A「…んぁッ、、ッ」
常「…やばッ、あつ」
大希くんの指が私の下の口に沈んで、ゆっくりと動く。
もう我慢なんてできなくて、それでも「まだ我慢な」なんて言われて、またキスされる。
ずっと何回も「かわいい」って耳元で言われて、耳たぶも甘噛みされて、私の顔にかかる大希くんの熱い息。
常「…っ、イきそ?」
A「…んぅ、も…むりッ」
大希くんの指の動きが早くなってすぐに達する私と、まだ私の中にいる大希くんの指。
顔が熱くて、体が熱くて、全身の力が抜けた私は大希くんにぎゅーを求める。
常「ん、頑張った」
A「…はぁ、、」
なかなか上がった息が治らなくて大希くんに縋るように抱きついてしまう。
それでもずっと優しく「かわいかった」って言ってくれる大希くん。
常「俺のはまた今度な」
101人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:きなこもち | 作成日時:2023年10月3日 1時