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今日も剛さんは打ち合わせがあると言うので、お昼前には家を出ることに。
そのタイミングで私も大学に行こうかなと思って、電車の時間を調べようとスマホをいじると、LINEが数件来ていた。
常「今どこ？ちょっと家来てくんない？」21:16
常「もらったケーキあるからそれ食べていいよ」21:16
常「A？」22:09
常「不在着信」22:32
その後も2回ほど不在着信が。
いつもなら当たり前に起きてるその時間も昨日はもう眠たくて、電話がかかってきた時にはもう寝てた。
綾「どうしたの？」
眉間に皺を寄せていたのかな、剛さんが私の眉間を伸ばしながら聞いてくる。
A「大希くんから、めっちゃ連絡きてた笑」
綾「まじ。俺からもを言っとくからAもちゃんと説明しなね。」
はーいと元気よく返事をして、大希くんにLINEを返す。
剛さんの家に泊まっていたことの報告と、LINE返せなかったことの謝罪。
すぐに既読がついて「家出る時言え。迎え行く。」と質素な一文だけ送られてきた。
その後、剛さんと軽く朝ごはんを食べて、準備をしてそろそろ家を出る時間。同じように大希くんもマンションの下に着いて、そこで剛さんとお別れ。
A「剛さんありがとう。またね。」
綾「うんまた、いつでも泊まりにおいで。大希そんな怒んなよ〜？」
少し機嫌が悪い大希くんをからかって、剛さんはマネージャーさんの車に乗り込んだ。
大希くんの車内に乗り込むと無言で、家についても無言だった。
ちなみに大学に行って欲しいと言ったら、「あとで」と言われて大希くんの家まで直行。
正直、大希くんの機嫌が悪い理由には想像がつく。
私が勝手に剛さんの家に泊まったことだろう。
ソファーに座っても無言。隣に座る大希くんはタバコに火をつけていつもより多くその煙を肺に入れてる。
何も言わないなら水だけ飲もうかなと思って立ちあがろうとしたら、そこでようやく私の手を掴んでソファーに座らせながら大希くんが口を開いた。
常「なんで俺に言わないの」
機嫌わる。めっちゃ声低い。そしてめっちゃ怒ってる。
A「…大希くん最近疲れてそうだったから遠慮した」
常「だとしてと剛ちゃんは無くね？なら理とかの家に泊まれば、あいつなら絶対俺に連絡よこすし。」
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作者名：きなこもち | 作成日時：2023年10月3日 1時
