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A「…え、いたずらしちゃうんだよ??」
井「うん、Aにいたずらされたい。」
まさかの返答に返す言葉が浮かばない。
だって、理くんならいたずらは嫌だって言って走ってコンビニ行くとかって思ってたから。
常「はい、回収〜」
A「…わっ」
また理くんの顔が近づいてきたかと思うと、後ろから両脇に手を入れられて大希くんに回収された。
常「…変態おじさんは無視して、和輝がくれたお菓子でも食べよっか」
井「…あ〜A行かないで」
下手な演技みたいにわざとらしく手を伸ばして、私のことを見てくる理くん
A「え、なんでいたずらされたいの?普通嫌じゃない?」
勢「…A、それはまだ知らなくていい」
常「あいつの性癖に付き合わなくていい」
新「A〜どのお菓子食べたい??」
もーみんなして全然答えてくれない。
お菓子を広げ始める3人にちょっとだけタイムをして、鞄の中を何か探してる理くんに近づく。
A「理くん?なんでいたずらしてほしいの?」
井「ん〜?だってAにいたずらされたら俺嬉しいもん」
うん、だから何で嬉しいのか聞きたいんだけどな。
そんなことをまた聞こうとすると、大希くんにされたみたいにふと感じる頭の上の違和感。
井「んふ、やっぱり可愛い〜」
理くんに一瞬だけ抱きしめられると、すぐに回転させられて大希くん達の方に体を向けさせられる。
新「…これはかわいいわ」
常「、、っ」
自分が今どんな状況かわからなくて頭の上のものを取ろうとすると、全力で理くんに止められる。
井「だーめ、このままだよ可愛い猫ちゃん」
A「…ねこ?」
せきゆーにスマホで確認させられると、そこには猫耳をつけた私が映っていた。
A「…やだ!恥ずかしい!!」
井「だめ〜かわいいんだから!Aねこちゃん。」
必死で抵抗したけど、大希くんにまで「今日はこのまま」なんて言われてみんなにいっぱい写真とられて、結局帰るまでこのままだった。最悪。
新(ちなみにわざわざ猫耳もってきて何するつもりだったの。)
井(え、わざといたずらされるつもりだった)
常(…おまっ、わざと?)
井(うん、猫耳つけたAにちゅーしてもらいたかった)
勢(よかった〜俺らいて)
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作者名:きなこもち | 作成日時:2023年10月3日 1時