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「あーーやばい」なんて言って、今度は自分で目を隠す理くん。
井「…うん、きもちい。最高に。」
続けてさっきと同じように体を倒して、肩あたり。
右手。左手。
最後にまた脇腹に戻って優しくマッサージ。
勢(理、あの体制で勃たないのすごいね)
新(いや、そんなこともないと思う)
勢(え、勃ってんの?)
新(やべ、大希に睨まれてる)
そんな強い力は入れてないからか、理くんは私みたいに声は漏らさない。
もう少し強くしようかなと思って声をかけようとしたら感じる違和感。
井「…あ、やべ」
あ、これ、もしかしてそーゆーこと?
A「…さ、理くん。なんか当たってる、気がする?」
大希くんは運が良いのか悪いのか歌詞を考えるのに夢中であまり私たちのことが視界に入ってない。
和輝くんとせきゆーだって、ついさっきまで私達のこと気にしてくれてたのに、今はなんか2人の世界に入って話してる。
井「いや、体制が体制だから色々考えたらこーなっちゃった。」
A「お、おわり」
そう言って降りようとしたら腰を掴まれて降りれなくなった。
そんなことしてる間もずっと当たってる、それ。
A「…ん、や、動かないで」
理くんが少しでも動こうものなら、擦れて抑えれない声。
常「…A?」
ふと大希くんを見ると、どーゆー状況だ?って表情を浮かべながらこっちを見てる。
その私の名前につられて、和輝くんとせきゆーも顔を上げた。
A「…大希くっ、ん…たすけて」
その瞬間、一瞬にして飛んでくる3人。
井「…いっでぇぇぇぇぇ!!!」
大希くんに思いっきり頭を叩かれる理くん。
私のことを保護するせきゆーと和輝くん。
「「「まっじで、お前ばか!!」」」
綺麗に私と理くん以外の声が重なる。
常「お前、自分のAに当ててただろ!」
井「…つい」
私のことを理くんから遠ざけてから座らせる和輝くん。
「大丈夫??」なんて優しく顔を覗き込んでくれるから、「びっくりしたけど大丈夫だよ」と答える。
常「Aの腰抑えてるから怪しいと思ったら、、」
そこから理くんは大希くんによって「1週間Aに近づくの禁止令」とやらを出されて、反省してた。
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作者名:きなこもち | 作成日時:2023年10月3日 1時