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井「かわいい。俺とのデート想像して買ってくれたの?」
A「…まーそんなとこ」
「毎日これ履く!」って嬉しそうに言ってくれるから私も嬉しくて、部屋の空気が幸せオーラで満たされる。
井「こっちは??」
理くんが指さしたのは私が手に持つ小さな袋。
常「現金?」
なわけないでしょ、って言いながら大希くんのほっぺを軽くつまむ。
A「…これはねちょっと恥ずかしいからあげるか最後まで迷ったんだけど。」
井「みてもいい?」
理くんは慎重に袋を開けて中の紙を取り出し、他の3人も興味深そうにそれを覗き込む。
井「…何でも言うこと聞く券?1回限り。」
いざ口に出されるとやっぱりちょっと恥ずかしい。
理くんの顔を見ようとすると、その顔ははてなが浮かんでた顔から、分かりやすくニヤけていってその目が私を捉える。
新「…うわーこれ危険なやつ。」
勢「…A、やったな」
井「…やっば、なにこれめっちゃ嬉しい。え、何でも俺の言うこと聞いてくれるの??あんなことやこんなことも?」
あんなことやこんなこととは??って少し思ったけど、まーそこは深く考えずに返事をしてしまった。
A「うん、私ができることなら。」
常「…これはだめだ、理には危険すぎる。」
理くん信用されてないな〜なんて、何も考えずに嬉しそうな理くんを笑いながら見つめる。
井「えーAに何聞いてもらおうかな〜。ちなみにちゅーとかは?」
少しだけ俯いてた私の顔を顎に手を添えて片手で持ち上げて、聞いてくる理くん。
A「……ギリセーフ?」
井「まじ!!あっつ〜」
他の3人からは「アウトだろ!!」なんて野次が聞こえるけど、今日だけは特別ね。
理くんにとっても、私たちにとってもめでたい日だから。
常「…お前、あんま調子のんなよ?」
みんなのプレゼントが渡し終わったからまた再開。
今日の夜はまだまだだよ〜??
A(大希くんも欲しいの?)
常(うん)
A(じゃーまた今度ね)
井(えー俺だけじゃないの)
常(ちなみに理、それ何に使うの)
井(え、えっt)
常(…ざけんな)
A(…ん?なんて?)
新(Aは知らなくていいの)
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作者名:きなこもち | 作成日時:2023年10月3日 1時