なんでも券 ページ13
なんと！なんと！！
理くんの主演映画が決まりました！！！
すごいよね〜ほんと。
音楽もできて演技もできるなんて。
理くん以外のメンバー3人と話して、各々何かプレゼントをあげようって話になったんだけど
今日はその各々用意したプレゼントを本人に渡す日！
みんな何買ったんだろ。
私のはまだ内緒。
夜、個室の居酒屋で5人集まって、今は楽しく晩酌中。
私は用事があって1番最後に到着しちゃったんだけど、そしたら理くんに「Aの席はここ〜！」なんていって強制的に理くんの隣に座らせられた。
本当だったら理くんが真ん中のはずなのに、私の両隣にはなぜか理くんと大希くんがいて、
正面に和輝くんとせきゆー。
新「改めてAも揃ったことだから、理、映画おめでと〜！」
「「「「おめでとうーー！」」」」
井「ありがと〜！」
みんなでグラスを鳴らして、勢いよくお酒を体内にいれる。
常「濡れ場とかあんの？？」
急にぶっこむ大希くん。
言われた本人は少し口からお酒をこぼしながら「…少しね」なんて答えてる。
勢「えー理なんかが？？」
A「…それはやだー。見たくない。」
理くんのえっちなシーンなんて見たくない。
理くんに関わらず、そーゆー映像は私は好きじゃない。
そんな意味で言ったのに、理くんは少し違う意味で捉えてた。
井「え〜A、俺のそーゆーシーン見たくないの？？なんで？？嫉妬しちゃうから？？かわいいねぇ〜」
まだ一杯も飲みきってないくせに酔っ払ったフリして抱きついてくる。
A「ちがーう。そもそもそーゆーのが好きじゃないの」
井「またまた〜。Aは俺と一緒に見るって決まってるの。剛さんの時みたいに恥ずかしがっちゃうかもね。」
A「…っ」
もーー理くんのせいで思い出しちゃったじゃん！
少しだけ拗ねて隣の大希くんの方に体を向けると、今度は理くんが拗ねるからもー状況がぐっちゃぐちゃ。
少しだけ大希くんにくっついてると、目の前の和輝くんが私の好きなおつまみを頼んでくれたから、「和輝くん、大好き」なんていうと「俺も」って言うから、あのかわいい笑顔にやられそうになった。
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作者名：きなこもち | 作成日時：2023年10月3日 1時
