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大希くんにも言われた通り入り口まで行って扉を開ける。














井「…あれA?」











A「うん…」











部屋の中からは大希くんの「おう」と手を軽くあげてる姿が見える。












井「…えなんでAが大希の部屋にいるの。しかもその格好、、」










とりあえず理くんを部屋に入れてベットに座らせる。







理くんが大希くんの部屋に尋ねた理由を聞くと、私を探してたみたい。

友達との飲みが終わって私にLINEしたのに全然既読ならなくて、私の部屋に行っても出てくれないから大希くんなら知ってるかなと思って尋ねて来たらしい。















常「ごめん、2人で一緒に飲んでたわ」











A「…うん、LINE気づかなかったごめんね。」












井「…い、いや、2人で飲んでたって…LINE気づかない?それにAの服乱れてるし、もーキスマークついてるし確定じゃん。」












え、キスマーク??



慌てて鏡の前に行って確認すると、首元には1個どころか何個もついてて、なんなら脇腹とかにもついてた。












A「う、、そ」









全く分からなかった。

痛みどころかそんなの全く気づかなくて、自分がどれだけ酔っていたのか、気持ちよくなってたのか思い出すと恥ずかしくて仕方がない。













井「いやいや、え?なに?どゆこと?したの?」












常「してねーよ。最後までは」











井「最後まではって、じゃーどこまで」









いや、私の目の前で2人で話さないでほしい。

私だってさっきまでのことまだ恥ずかしくて大希くんの顔見れてないし、理くんのことだってキスマーク指摘されてからちゃんと向かい合えてないし。












常「服も脱がせてねーよ」











少しホッとしたような表情をする理くん。

「えっ」と思って大希くんの顔を見ると、「内緒な」というポーズをされる。




ズボン脱がされたことは2人の秘密らしい。
















A「…っ」













こんなことになると思わなかった。


いや頭の片隅にはあったのかもしれない。


大希くんとそーゆー雰囲気になって理くんにそれを知られて、今までと関係が少しずつ変わってきているのは確か。

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作者名:きなこもち | 作成日時:2023年10月3日 1時

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