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理くんはさっきからすごい不満そうに私のことを見てる。
井「……」
今日はKing Gnuのまま、和くんが別なソロでの仕事があってここにはいない。
いつもならこーゆーとき、和くんが理くんとかに声をかけるんだけど。
常「A、」
大希くんがそっと私の耳元で名前を呼んだ。
A「…ん?」
常「今度のツアーの時、ホテルの部屋で一緒に酒飲まね?」
A「ほ、、てる」
大希くんは私の耳元で話してるから、私のホテルという単語だけ聞いて理くんはすごいびっくりした顔で私たちを見る。
A「…いいよ。部屋でゆっくりしたいもんね」
大希くんは嬉しそうにいつものかわいい笑顔を浮かべて、私の首元に顔を埋める。
A「ふふ、くすぐった………いよ」
最後まで上手く言えなかったのは、理くんに手を引かれたから。
さっきまで大希くんに後ろからぎゅーされてたのに、気づいたら理くんの腕の中。
勢「あーあ、」
せ、せきゆー助けて。
眉を垂らして苦笑いしてるせきゆーは頼りにならなさそう。
常「さとる??」
井「…」
A「さ、さとるくん??離して??」
頭には昨日の夢が浮かんで、思い出した時には既に恥ずかしすぎて爆発しそうだ。
井「…大希はいいのに、俺は嫌なの?」
勢「さとる、一旦落ち着け」
せきゆーが私と理くんのことを離そうと近づいてくるが、理くんはその前に私を自分が座っていたソファーまで連れて行き、さっき大希くんにさらていたように今度は理くんの足に挟まれて後ろから抱きしめられた。
A「…わ、」
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作者名:きなこもち | 作成日時:2023年10月3日 1時