17匹目。 ページ18
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するとエーミールは｢(この人は怖くない…？)｣と感じ少しづつ彼女の人差し指に顔を近づける。
エーミールの鼻にチョンっと指が当たる。
『んふふ。かーわい。』
そのまま指をゆっくりとスライドさせエーミールの首元へ持っていく。
首元を撫でてやれば自然と｢ゴロゴロ…｣と喉を鳴らす音が聞こえる。
em｢にゃぁ……(吉野さん…)｣
少し控えめに鳴けば更に吉野は嬉しくなったのかもう一本手を伸ばしエーミールの喉元、首元を撫でる。
『かわいいなぁ。本当に。』
『でももう終わりね。』
ポンっとエーミールの頭の上に手を置いた後離れてしまう。少し物悲しさを覚えたのかもっと、と催促するように｢にゃ……ぁ。｣と鳴くエーミール。
そんな事は気にしてられないのか彼女は本格的にオスマンとグルッぺンを叩き起す。
『ほら、起きろー。』
｢…ぁぁ。すまん。｣
眼鏡をかけたまま器用に腕を組んで寝ていたグルッぺンが目を開く。上のコネシマも器用に香箱座りでいた。
そんなコネシマを見て吉野は『んーと、君は……水色だから“こねしま“か。』と目を見つめる。それが嫌だったのか、恥ずかしかっただからなのか。ぷいっと目を逸らされてしまう。
その光景を見たグルッぺンは控えめに｢ふはは。｣と笑い、吉野も｢あれれ…｣と口元に手を当てていた。
声だけだったがオスマンはその光景を狸寝入りしながら聞いていた。
｢(ほんま……夫婦やろ。)｣
グルッぺンはオスマンが目を閉じていることに気づいたのかトンと肩を叩き｢起きてー。｣と間延びした声をかける。
もう別に目を閉じる理由なんてなくなってしまったので目を開け｢おはようめぅ。｣といつもの声。同じようにオスマンの上に乗っていたチーノも目が覚めたのか橙色の目が吉野を見つめる。
ci｢にゃぁ。(おはようございます。)｣
そう鳴けば優しそうな顔をして少し身を乗り出し、チーノの頭に手を置き、わしゃわしゃと撫でる。
『おはよ。』
『さ、人間組は1人づつ風呂いってこい。』
机の上にはバスタオル、タオル、部屋着のセットが2つ丁寧に置いてある。片方は黒色のTシャツ、もう片方は深緑のTシャツ。偶然にも彼らのカラーであった。
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こはく - 尊いがすぎますね、尊4するところでした。と言うかしました。 (2023年3月21日 9時) (
レス) @page21 id: 5137519573 (このIDを非表示/違反報告)
何をするにも「ら」を言ってしまう人です - 初コメ失礼します!顔面手で押さえつけて天仰いでました!尊いｯｯｯｯｯｯ (2023年3月4日 23時) (レス) @page25 id: 3e8fde3e6c (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム - んやぁ〜！！！可愛い！癒されます！！ (2023年3月4日 22時) (レス) @page23 id: 8d2f6f943b (このIDを非表示/違反報告)
桜の穂 - 癒しです……顔の筋肉ゆるゆるになりながら読ませていただいてます、応援しています！！ (2023年3月4日 22時) (レス) @page23 id: f612835adc (このIDを非表示/違反報告)
白猫のテト - いつも楽しく読んでいます！主人公のgrさんに対する態度がすきです。 (2023年3月3日 16時) (レス) id: 8e42a39025 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：びとうぃーん。 | 作成日時：2023年2月28日 21時
