13人目。 ページ8
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今日は黒木に呼ばれたので少し濃いめの灰色のスーツに袖を通し、家を出る。
要件は単に‘’来てくれ‘’ということだけであとは日程、そして住所が送られてきた。
その住所に向かうべく電車に揺られること30分だった。
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スマホのマップ機能を使い、送られてきた住所である高層ビルの下に着く。
見上げれば首が痛くなるような高さのビルの14階に来いとのことなのでエレベーターに乗り14を押す。
特に誰とも合わずポーンと到着音が響く。
エレベーターを出て私が立てるヒールの音だけがフロアに響いた。
‘’会場はこちら→‘’
とだけ書かれた簡素な案内通りに進めばひとつの扉に行き着く。そのまま押せばキィーっと言う音ともに男が数人いることが確認できた。
「あ、やっと来たわ。」
オスマンの声がこの部屋に響く。
『あはは。ごめんごめん。』
「こっちやでー。」と手招きする方に小走りで行けば見慣れた顔のしんぺいとオスマンに挟まれてた彼らより少しだけ背の低い男性がいる。
彼はオスマンの様に軍服を着ていて色は白。
彼も私に気がついたのかぺこりと頭を下げてくれた。
「あっ、そっか。」
「そういやひとらんは吉野と面識なかったんやっけ。」
しんぺいとオスマンが驚いたような顔をする横で私も彼…“ひとらん“と呼ばれているであろう彼に会釈をする。
「初めまして。ひとらんらんです。」
にぱっと笑う彼はオスマンのような優しい雰囲気をまとっている。
服装が少し辺鄙なのはきっと
『初めまして。
グルッペンとしんぺい神が世話になってるみたいで。
吉野です。吉野A。』
『どうぞよろしく。』と笑えば「こちらこそ。」と返すひとらんらん。すればオスマンが少し困ったような顔で
「ひとらんと吉野はよく似てるんだよ。」
と苦笑いした。
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ななん - 神作ありがとうございます！😭✨本当に良かったです (10月11日 21時) (
レス) @page24 id: 10028e1697 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑ちゃぬ - まるさん» それなああああああああああああ！？ (2023年5月4日 9時) (レス) @page26 id: b2c2939cca (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 最初の猫達との雰囲気も、今のお話での雰囲気も…何方も良いですね…。それにしても、夢主の「過去を縋るものじゃなく、思い出として受け止める」本当に素敵で、凄いなと思いました。強くて努力家な夢主のお話、これからも楽しみに待っています！ (2023年4月15日 10時) (レス) @page10 id: 33402943a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：びとうぃーん。 | 作成日時：2023年4月10日 22時
