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MH「…ごめんって」
ミンハオが席を立って、こちらへ近付いてくるのが分かる。
目の前のユアンちゃんに目配せすれば、
ガツンと言ってやれ!
と口パクで伝えてきた。
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MH「機嫌直してお嬢さん」
貴「そう簡単に直りません」
私の前に立って、しゃがみこむ。
机に肘を乗せて、片方の手で私の頰をムニッと…
貴「いひゃい」(訳:痛い)
MH「許して」
貴「やら」(訳:やだ)
そんな顔してもダメだぞ。
お前の化けの皮はずっと前に剥がれてるんだから。
MH「笑えって」
貴「いや!」
MH「笑ってるAの方がすき」
貴「仏頂面にさせたのはあなたです〜」
すきだなんて言葉で誤魔化すんじゃない!
こーゆー時に優しくなる、甘々ハオ君登場です。
MH「放課後デートしよ」
貴「ミンギュさーん?これ言えば機嫌直るよ的な事吹き込んだんじゃないでしょうねー?」
彼女の勘は鋭いんです。
ジロリと横目でミンギュを見れば、あからさまに目が泳いでて…
はい、クロ。
MH「なんでもするから、まじ機嫌直して」
貴「今の言葉忘れないから」
ため息を吐くミンハオに、少し鉄槌を下したいと思います。
貴「ポッポ」
MH「は?」
しっかりとミンハオの目を見据えて、もう一度伝える。
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貴「ミンハオからポッポして」
彼と付き合って約1年。
色々と分かった事があります!
1、恥ずかしがって、自分から好きとは言ってくれない事
2、恥ずかしがって、私の名前を中々呼んでくれない事
3、恥ずかしがって、私から手を繋いであげるだけで耳をほんのり赤くする事
お分かりいただけただろうか?
そう、彼は完全なるシャイボーイなのだ。
ミンハオからポッポしてだなんて、彼にとっては公開処刑。
教室、みんながいる前で、しかも自分から!
さぁミンハオよ、盛大に顔を赤くして…
MH「そんなんでいいの?」
貴「そんなんって?」
ポツリ、ミンハオの独り言の後に、暗くなる視界。
それと同時に、唇に柔らかい感触。
クラスメイトの悲鳴も聞こえました。
MH「…機嫌は直りましたか?」
ペロリ、唇を撫ぜるミンハオは色っぽい。
思考が追いついてきないソン Aですこんにちは。
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蜜柑 - 今読んでたらユアンちゃんが誰かと付き合うってミンハオたちでダブルデート、!!っていう妄想が止まらなすぎて弟にキモいといわれてしまった姉です、、、 (2019年10月27日 19時) (レス) id: e61eef4724 (このIDを非表示/違反報告)
ボボベイビー(プロフ) - MIYAVIさん» 最近の私の楽しみはMIYAVI様のお話を見返すのが楽しみになっており、日常と化しております←← (2019年7月20日 7時) (レス) id: 7bffe492a2 (このIDを非表示/違反報告)
MIYAVI(プロフ) - ボボベイビーさん» 見返してくれるとこ有難いです好きです(真顔) (2019年7月20日 0時) (レス) id: a7bc1f7132 (このIDを非表示/違反報告)
ボボベイビー(プロフ) - あ、見返して今、イ チャンのくせにできぃちゃんって呼ばれてる理由がわかったw (2019年7月19日 20時) (レス) id: 7bffe492a2 (このIDを非表示/違反報告)
MIYAVI(プロフ) - ちゃみさん» コメントありがとうございます!ハオ君シリーズ長編で申し訳ないです…楽しんで頂いてるだなんて本当に光栄です(;-;) (2019年5月10日 20時) (レス) id: a7bc1f7132 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MIYAVI | 作成日時:2019年1月17日 12時