＃４７【カウントダウンのお話】 ページ47
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YN「いやぁ…凄いねハオ君！流石すぎる」
SM「学力分けて…」
MG「おめでと〜〜！！！」
翌朝登校すれば、この３人を筆頭にミンハオにお祝いの言葉が降りかかる。
MH「…ありがとう」
少し照れ臭そうに、隣ではにかむミンハオ。
何度目か分からないおめでとうを私も伝えれば、繋がれていた手に力が入った。
MH「ありがとう」
私の目を、しっかりと見つめて。
優しく微笑む彼。
周りからのおめでとうが、すぐさま冷やかしへと変わる。
MG「見つめ合うとかリア充しやがって…」
SM「朝っぱらから見せつけてくるよね」
YN「最悪、一眼レフ忘れた萎えた泣いた禿げた」
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YN「で、本当のところどうなの？」
貴「え？」
女子更衣室。
隣で着替えてたユアンちゃんの一言に、見事に固まる私のナイスバディ(やめなさい)。
YN「ハオ君の合格はめでたいけどさ、遠恋…確定じゃん？」
本当この子、良い性格してるよね。
人が気にしてる事をこんなドンピシャで…。
YN「Aちゃんのため息、今週で７１回目。これは先週に比べて１７％の増加であって…」
貴「ちょっと待って。何そのノート。」
YN「ユアン特製、Aちゃん観察記」
貴「今すぐ破り捨ててくれないかな？」
ふと思った。
私、この子がいるから健康診断いらないかも。
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貴「ねぇ、ミンハオ」
MH「ん？」
彼の隣。
オレンジ色に染まる通学路に伸びる私達の影。
貴「私達って、さ…」
MH「うん」
��遠恋…確定じゃん？��
今日のユアンちゃんの言葉がこだまする。
ずっと、避けてた言葉。
ずっと、逃げてた言葉。
言いたくなかった、聞きたくなかった言葉。
貴「遠距離恋愛…大丈夫かな？」
勇気を出せば、案外簡単に口が動いた。
でも、バクバクと荒ぶる心臓がうるさい。冷や汗が止まらない。
隣の彼が静まり返ったこの時間が、どうしようもなくもどかしかった。
貴「わ、私は！別れたいとかそんなんじゃなくて、ミンハオの事が好きだから…！だからやっぱ、離れるの寂しくて…！」
滲む視界を誤魔化すように俯いて。
震える声がバレないように早口でまくし立てて。
貴「っ…」
あぁ、バカじゃん私。
��寂しい��とか、なんで言っちゃうかなぁ。
なんでいつも、彼を困らせる事しか出来ないの？
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蜜柑 - 今読んでたらユアンちゃんが誰かと付き合うってミンハオたちでダブルデート、！！っていう妄想が止まらなすぎて弟にキモいといわれてしまった姉です、、、 (2019年10月27日 19時) (
レス) id: e61eef4724 (このIDを非表示/違反報告)
ボボベイビー(プロフ) - MIYAVIさん» 最近の私の楽しみはMIYAVI様のお話を見返すのが楽しみになっており、日常と化しております←← (2019年7月20日 7時) (レス) id: 7bffe492a2 (このIDを非表示/違反報告)
MIYAVI(プロフ) - ボボベイビーさん» 見返してくれるとこ有難いです好きです（真顔） (2019年7月20日 0時) (レス) id: a7bc1f7132 (このIDを非表示/違反報告)
ボボベイビー(プロフ) - あ、見返して今、イ チャンのくせにできぃちゃんって呼ばれてる理由がわかったw (2019年7月19日 20時) (レス) id: 7bffe492a2 (このIDを非表示/違反報告)
MIYAVI(プロフ) - ちゃみさん» コメントありがとうございます！ハオ君シリーズ長編で申し訳ないです…楽しんで頂いてるだなんて本当に光栄です(;-;) (2019年5月10日 20時) (レス) id: a7bc1f7132 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MIYAVI
| 作成日時：2019年1月17日 12時
