＃４５【ミンハオ君おめでとうの話】 ページ45
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日曜の朝。
大音量で鳴り響くスマホを寝ぼけ眼で取り出し、通話ボタンに触れる。
貴「もしもーし…」
MH『俺』
貴「……私の全財産５００円ですけど大丈夫ですか」
着信相手を確認しなかった事を後悔。
これは俗に言うオレオレ詐欺ではなかろうか。ハニー助けて詐欺ではなかろうか？
噂以上に声似てるし凄いし、何より悪質すぎる。
一瞬舞い上がりそうになってしまったじゃないか。
貴「あの…その声のクオリティは褒めますけど私の彼氏はもっとツンツンしてクソみたいな奴ですし、ここ最近受験結果出るまで故郷帰ってて会えないから萎えてるんです。
そんな時に詐欺るとか本当」
MH『寝ぼけてる？』
貴「え？」
MH『俺。ミンハオ』
貴「は？本物？」
MH『え？』
貴「ごめんこっちの話」
寝ぼけていたのか、ただ単に馬鹿だからなのか。
どちらにせよ恥ずかしすぎてアホらしすぎて白目を剥きそうになった。
MH『日曜の朝を満喫されてるようですね』
貴「いや違うだよ。ベットが私を離してくれないっていうか…」
MH『あーはいはい』
電話越しに。
ミンハオの笑い声が聞こえてくる。
可笑しいな、いつもなら馬鹿にしてきたりするのに。
貴「なんかいい事あったの？」
MH『え？あ、あー…』
ピタリ。
彼の笑い声が止まる。
だけどその後、うんっん"っ…って咳払いする音が聞こえて…
MH『…今から会える？』
貴「うんっ？」
MH『会いたい。会える？』
貴「会える？って…。
ミンハオ、結果出るまで中国にいるんじゃ」
MH『受かった』
貴「ん？」
MH『受かった。もう今韓国。駅にいる。』
貴「…は？」
MH『会いたい。待ってる。』
貴「え、ちょっ…」
ブチッと。
一方的に切られる電話。
数秒間状況を理解するのに脳を使い…
貴「え、ちょ、は？…え！？」
ドッタンバッタンと荒ぶりながら、スッピンのまま家を飛び出した。
父「あ！A！ちょうどいい所に！♡
久しぶりの休日だからパパとお出かけでも」
貴「ミンハオに会いに行くから無理！！！」
父「しないんだね了解。」
玄関にて。
お父さんのハートをぶち割ってきたけれど気にしない。
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蜜柑 - 今読んでたらユアンちゃんが誰かと付き合うってミンハオたちでダブルデート、！！っていう妄想が止まらなすぎて弟にキモいといわれてしまった姉です、、、 (2019年10月27日 19時) (
レス) id: e61eef4724 (このIDを非表示/違反報告)
ボボベイビー(プロフ) - MIYAVIさん» 最近の私の楽しみはMIYAVI様のお話を見返すのが楽しみになっており、日常と化しております←← (2019年7月20日 7時) (レス) id: 7bffe492a2 (このIDを非表示/違反報告)
MIYAVI(プロフ) - ボボベイビーさん» 見返してくれるとこ有難いです好きです（真顔） (2019年7月20日 0時) (レス) id: a7bc1f7132 (このIDを非表示/違反報告)
ボボベイビー(プロフ) - あ、見返して今、イ チャンのくせにできぃちゃんって呼ばれてる理由がわかったw (2019年7月19日 20時) (レス) id: 7bffe492a2 (このIDを非表示/違反報告)
MIYAVI(プロフ) - ちゃみさん» コメントありがとうございます！ハオ君シリーズ長編で申し訳ないです…楽しんで頂いてるだなんて本当に光栄です(;-;) (2019年5月10日 20時) (レス) id: a7bc1f7132 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MIYAVI
| 作成日時：2019年1月17日 12時
