＃４１【彼氏のお受験のお話】 ページ41
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貴「が、がががんばっ……て！！！」
MH「ん」
ミンハオの第一志望校の試験前日。
放課後の教室にて、愛しの彼女はこんなにも緊張しているのに当のこいつは呑気に音楽聞いてやがる。
貴「緊張しないの？」
MH「んー…」
貴「自信があるようですね」
MH「…ん」
これがカップルの会話と言えるのだろうか。
未だにイヤホンしたままのミンハオ。
キスも、ハグも、エッ チも、全部全部彼の為に我慢したというのに。
前日に余裕かまして不合格でしたなんて、そんなの許さないからな。
MH「クレープ行く？」
貴「は…？」
彼の切れ長の瞳が、私を捉える。
よし、行こ。…なんて、勝手に荷物をまとめ始めるから、慌ててその腕を掴んだ。
貴「ねぇ！！明日だよね！？」
MH「試験日？」
貴「うん」
MH「そうだけど？」
貴「そうだけどって…」
目をパチパチとする彼に、動揺が隠せない。
前日に勉強せず、呑気に彼女と放課後デート？
いくら頭の良いミンハオと言えど、それは流石にまずいでしょう？
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貴「…私、ミンハオの邪魔してる？」
静かな教室。
私の震える声が響き渡る。
貴「邪魔、してるよね…？
私がこうやって側にいるから、気を使うななんて言っても気を使うんだよね？」
動かない、ミンハオ。
私の鼓動は加速していき、冷や汗と涙がじんわりと滲み出す。
ミンハオは勉強しないんじゃない。
私がいるから、私が側にいるから勉強出来ないんだ。
私の存在が、彼の受験を大きく邪魔しているんだ。
MH「…何考えてるか分からないけど、心配いらないから」
こう言ってはくれるけれど。
私が側にいる時、彼は勉強せず私との時間を優先する。
��勉強しなくていいの？��
��んー…��
いつもはぐらかして、私の髪を触ったり、誤魔化すようにキスをしたり。
私がいくらキスやハグ、カトク等を我慢しようと、私の存在自体が彼を邪魔していた。
試験前日になって気付く自分が憎らしい。
こんな彼女で、恥ずかしい。
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蜜柑 - 今読んでたらユアンちゃんが誰かと付き合うってミンハオたちでダブルデート、！！っていう妄想が止まらなすぎて弟にキモいといわれてしまった姉です、、、 (2019年10月27日 19時) (
レス) id: e61eef4724 (このIDを非表示/違反報告)
ボボベイビー(プロフ) - MIYAVIさん» 最近の私の楽しみはMIYAVI様のお話を見返すのが楽しみになっており、日常と化しております←← (2019年7月20日 7時) (レス) id: 7bffe492a2 (このIDを非表示/違反報告)
MIYAVI(プロフ) - ボボベイビーさん» 見返してくれるとこ有難いです好きです（真顔） (2019年7月20日 0時) (レス) id: a7bc1f7132 (このIDを非表示/違反報告)
ボボベイビー(プロフ) - あ、見返して今、イ チャンのくせにできぃちゃんって呼ばれてる理由がわかったw (2019年7月19日 20時) (レス) id: 7bffe492a2 (このIDを非表示/違反報告)
MIYAVI(プロフ) - ちゃみさん» コメントありがとうございます！ハオ君シリーズ長編で申し訳ないです…楽しんで頂いてるだなんて本当に光栄です(;-;) (2019年5月10日 20時) (レス) id: a7bc1f7132 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MIYAVI
| 作成日時：2019年1月17日 12時
