可愛いくない！ハオ君〜リターンズ〜

＃３２＊ . ページ32

(MH side)



MH「もしもし」



珍しいAからの電話。
話を聞けば、今日お泊まりデートをしたいとのこと。



MH「おい、起きろ」



電話を切った後、昨日遊びに来たままソファで堂々と寝てるミンギュを叩き起こす。
よだれ垂らして呑気に寝てる姿にカチンと来た。



MG「ぅんっ！？」

MH「起きろまじで。１時間後あいつ来る」

MG「あいつ…？」

MH「A」



ショボショボしていた彼の目が、俺の一言によって途端に丸くなる。



MG「お泊まりデートじゃんっ！」

MH「そう」



もっと喜ばないと！！なんて、はしゃいでる場合じゃねーよ馬鹿ミンギュ。



MH「お前とソクミンまじ許さん」

MG「ハオも楽しんでたじゃんか！！」



こいつらのお陰で、家はぐちゃぐちゃ。
とても彼女を呼べる状況ではない。



MH「秒で片付け」

MG「俺も！？」

MH「昨日ポテチぶちまけた奴誰ですか」

MG「秒で片付けさせて頂きます」



１時間の間に、全力で片付け。
着替えて、シャワーも済ませて、片付けしてくれたミンギュを追い出して。







.







.







.








.









.









.









.




貴「今日はお世話になります…」



Aの家の前。
先に髪の毛を洗っておいたのか、ほのかに香るシャンプーの淡い香り。
恥ずかしそうにはにかむ自分の彼女に、少しだけキュンとした。

＃３３＊ .→←＃３１＊ .

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す