可愛いくない！ハオ君〜リターンズ〜

＃２６＊ . ページ26

MG「噂をすれば…」



ミンギュの視線が移ったから、慌てて後を追う。
気怠げに歩いてくる彼氏のミンハオが見えた途端、なんだかウズウズ…






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もう一度、もう一度だけ…。
ミンハオの究極に照れた顔を拝み倒したい…！





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そうと決まれば実行型。
思い立ったが吉日って言うじゃんか。

静かに席を立って、彼の前に仁王立ち。
さぁ皆様、私の彼氏の照れ顔をとくとご覧に入れましょう。





MH「…なに」

貴「…」





パチパチと瞬きするミンハオ。
黙って彼の首に手を回せば、クラスメイトからの冷やかしが耳に届く。





MH「え、なに？…何この状況。」





ただただ、彼の首に手をまわして、その整った顔をジーっと見つめてる。
そりゃ、は？なに？ってなるよね。うんうん。





MH「動きたいんですけど」

貴「…」

MH「怒ってんの？」

貴「…」

MH「え、本当に何？俺なんかした？」





ただただ、ジーっと見つめる。
最初は呆れたように見つめ返してくれた彼だけど…





MH「…なんなの？」




少しずつ、視線が泳ぎだして…




MH「…動けないんですけど」




耳をほんのり赤くし始める。
よっしゃ、もうひと押し。





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貴「…好き」





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彼にだけ聞こえる声で呟いて、ぎゅううううう！と思い切り抱きついた。
だけどすぐに離れて、顔をズイッと覗き込めば…





MH「…見んな、顔赤いことくらい知ってる」





視線を逸らして、唇を噛む愛しい彼氏。
耳まで真っ赤。
あーくそ…なんて言っちゃって…。









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MG「あれはA、完全に目覚めたね」

SM「頑張れミンハオ」

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