可愛いくない！ハオ君〜リターンズ〜

＃２５＊【彼氏をおちょくってみたお話】 ページ25

私は先日、目覚めてしまった。



MG「どうしたの深刻そうな顔して」



腕を組み眉間にしわをよせる私を、ミンギュのクリクリな瞳が訝しげに捉える。




貴「…気付いたの」

MG「何に？」

貴「…気付いてしまった」

MG「いや、だから、何に？」




カタン…と音を立てて席を立つ。
そしてそのまま、ミンギュに向かい合い…





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貴「ミンハオって、本当に可愛いよね」





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あ、うん。…なんて、鼻で笑い飛ばすミンギュに淡々とつい先程あった出来事を話し始める。

そう、あれはつい先程。
本当に本当に、つい数分前の出来事なのである。





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SM「なぜか俺も巻き込まれて長々と、彼氏の照れ顔が可愛かった！という惚気を聞かされたけど、それは嫌味？嫌味なのかな？」

貴「違います、自慢です。」

MG「すぐ喧嘩するくせに。」

貴「ミンギュさんお口チャック」




非リアな友人２人を巻き込んで、たった数分の出来事をまるで１つの映画のように語ってやった。
頬杖をつきながらも、
嫌味？自慢？うっわ性格悪！！なんて言いながらも、




SM「まぁ、ミンハオの照れ顔は彼女であるAの特権かもね」

MG「幸せそうに笑いやがって…」




ちゃんと聞いてくれる。
笑ってくれる、付き合ってくれる。
彼らは本当に、最高の友人である。

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