＃２３＊ . ページ23
MH「…風呂は、ごめん。
一緒に入れない。」
貴「…うん」
MH「…絶対襲うから無理」
貴「…襲ってもいいのに？」
MH「…煽んなバカ」
耳元で、どこか弱々しく呟くミンハオ。
ぎゅううう、と強く抱きしめてきたから、煽ってんのはそっちじゃない？なんて思う。
シたいわけじゃない。
別に、
.
.
友「え！まだシてないの！？」
友「ま、まぁ、人それぞれだよね！あはは…」
.
.
友人達の言葉を、気にしてるわけじゃない。
…たぶん。
MH「何があったか分かんないけど、焦るのはやめよ。
俺らは俺らで恋愛してけばいいじゃん。」
彼にはどうやらお見通し。
やっぱり、敵わないらしい。
MH「無理しなくていい」
貴「…してない」
MH「キスも下手くそなくせに」
貴「…」
MH「…下手な方が可愛いからいいよ」
頭をポンポンとしてくれる彼に、ぎゅう…としがみつく。
こうやって優しい彼が、私は大好きなんだ。
一回一回のキスやハグを、丁寧に、大切にしてくれて、
なによりも、私自身を大切にしてくれる。
貴「もー好き！！ミンハオめっちゃ好き！！！」
MH「ん、」
まだまだ照れ臭いらしくて、俺も好きだぜマイハニー的な事は返してくれないけれど、
貴「お風呂入ってくる」
MH「いってら」
貴「覗いてもいいよ」
MH「遠慮しとく」
こうやって、目を細めて、
MH「…今日は一緒に寝よ」
たまーに、甘くなる。
顔を赤くして、彼なりに精一杯、私に愛を伝えてくれるんだ。
.
.
.
.
.
.
.
.
母「おはよう〜」
私の寝ぼけ眼が、ニヤニヤした母を捉える。
母「先にモーニング行ってるね♡」
頭の覚醒してない状態なので、とりあえず適当に返事をしておく。
バタン…とドアが閉まる音と同時に、寝返りを打とうとしたけれど…
貴「…？」
…重い。
何故か、重い。
ふと視線を移せば、ガッチリホールドされてる私の体。
紛れも無い、ミンハオの細くてたくましい腕。
頭がだんだんと覚醒し始め、状況を理解。
彼氏からのバックハグを受けながら眼を覚ますという最高のシチュエーションに、これでもかという程、にやけが止まらない。
貴「…ぅわぁ」
体の向きをそーっと変えれば、目の前にミンハオの寝顔。
整っていて、それでいてスヤスヤと夢の中にいるであろうその顔は本当に可愛いらしい
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 849人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蜜柑 - 今読んでたらユアンちゃんが誰かと付き合うってミンハオたちでダブルデート、！！っていう妄想が止まらなすぎて弟にキモいといわれてしまった姉です、、、 (2019年10月27日 19時) (
レス) id: e61eef4724 (このIDを非表示/違反報告)
ボボベイビー(プロフ) - MIYAVIさん» 最近の私の楽しみはMIYAVI様のお話を見返すのが楽しみになっており、日常と化しております←← (2019年7月20日 7時) (レス) id: 7bffe492a2 (このIDを非表示/違反報告)
MIYAVI(プロフ) - ボボベイビーさん» 見返してくれるとこ有難いです好きです（真顔） (2019年7月20日 0時) (レス) id: a7bc1f7132 (このIDを非表示/違反報告)
ボボベイビー(プロフ) - あ、見返して今、イ チャンのくせにできぃちゃんって呼ばれてる理由がわかったw (2019年7月19日 20時) (レス) id: 7bffe492a2 (このIDを非表示/違反報告)
MIYAVI(プロフ) - ちゃみさん» コメントありがとうございます！ハオ君シリーズ長編で申し訳ないです…楽しんで頂いてるだなんて本当に光栄です(;-;) (2019年5月10日 20時) (レス) id: a7bc1f7132 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：MIYAVI
| 作成日時：2019年1月17日 12時
