可愛い？ハオ君

#３ミンハオ君の本性 ページ3

貴「えっと…サボり…ですか？」


恐る恐るミンハオ君(の偽物)に尋ねる

え、私の勇気凄くね？拍手ぷりーず


MH「それ以外何があんの
てか、あんたもサボりでしょ？今五限の真っ最中だし。」


真顔で言い切りましたよ、この人

こっわ

え、こっっわ！！


貴「私は体調悪くて早退…」

MH「ふーん。あっそー。」


お大事に。の一言もないのかこいつは

偽物ならちゃんと本物真似ろやクソが！！





遡る事、数分前

次の授業をどうしても受けたくない私は、仮病を使って保健室へ！(にっこり)

そしたらまさかの熱があって…

ルンルンで帰っていた途中、公園で彼と出会ったのです

そういえばミンハオ君、教室に居なかったなぁ…






MH「なんか思い出し出るとこ悪いんだけど、そこの自販機で飲み物買ってきてくんない？」

貴「…私に言ってる？」

MH「あんた以外誰がいるわけ？バカなの？あんた」


ん。…と、お金を差し出すミンハオ君(の偽物)


貴「嫌だって言ったら？」

MH「殴る」


ジャイアンじゃねーか

真顔で言い切るところ、冗談じゃなさそうだし…


貴「…行ってきます
あ、てか、私の名前分かんないの？」

MH「知らん。
え、あんたって有名人なわけ？
その顔で？」


ムカつく野郎だな、こいつぅ…


貴「クラスメイトですけど…」

MH「あ、そうなんだ」

貴「そうなんです」

MH「名前覚えんの苦手」

貴「いや、もうすぐ進級しますけど？」


入学してから何日経ったと思ってんの？

もうすぐ私達、進級しますよ？

新学期ですよ？


MH「いいから行ってこい」

貴「ういっす」


舌打ちされたので殴られる前に買ってきますね

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