検索窓
今日:1 hit、昨日:25 hit、合計:188,144 hit

【Lesson8】を終えて ページ38

「昼のさ、あの…」








5限目の化学の授業。
内緒で席を交換してもらったらしいハンソル君が、私の隣にきて小声で話しかける。











『うん?』

「痩せたのって、えっと…」











スングァンが言ってたんだけど、って。
ちょっと恥ずかしそうに、












「可愛くなったのは気のせいじゃない…よね?」











って。

そう…なのかなぁ?ってこっちまで恥ずかしくなって答えれば。












「……のた……」

『え?』












顔、真っ赤で。
彼らしくなくボソボソ言ってるから。










『ハンソ』

「俺のためとか…って………自惚れてもいいの、かな」

『ぇっ』












バッチリ。合う目と目。
彼の長いまつ毛。肌も綺麗で、うわぁ…お人形だ……ってそうじゃなくて。











「ごめんやっぱ忘れてごめんなんでもないです」









彼らしくない早口。
顔背けても、耳真っ赤なの見えてますよ。











『……カッコいい彼氏がいたら……可愛くなりたいじゃん…』

「え"」












…恥ずかしすぎて死にそうです。
でも、今なら少し素直になれそうな気がしたから。

グリン!!と勢いよく振り返るハンソル君をまっすぐ見つめ返せば、彼は金魚のように口をパクパクと開け閉めする。










「………真っ赤」

『……そっちこそ』











化学室。角の席。
私たちだけ、真っ赤っか。

【Lesson 9】ライバル対策→←.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (394 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1216人がお気に入り
設定タグ:SEVENTEEN , セブチ , バーノン   
作品ジャンル:ラブコメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

リリィ - え!?え!?まだまだ先があってもおかしく無いのに終わってしまった、、続き気になるのに終わっちゃった、、涙 (12月17日 0時) (レス) @page40 id: 9fb18e58d9 (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - めちゃくちゃ話の内容が気になりすぎて、終わり、の3文字を見た瞬間本当に叫んでしまった午前2時。ほんとにめちゃくちゃ最高です。あの、ほんとに、この先の展開が最高に楽しみです。 (8月8日 23時) (レス) @page40 id: c8ce101485 (このIDを非表示/違反報告)
屋久屋 - めっちゃ好きです!良い所まで来ていて更新お願いしたいです(><)欲言っちゃってすみませんっ。でもめっちゃ気になります!頑張ってください🫶 (2022年10月15日 14時) (レス) @page40 id: dd4c02f499 (このIDを非表示/違反報告)
MIYAVI(プロフ) - yummy0711さん» yummy0711さん!コメントありがとうございます☺︎キュンキュンしっぱなしだなんて嬉しすぎてにやけましたありがとうございます。これからもキュンキュン通り越してギュンギュンしていただけるよう全力を尽くします( ; ; ) (2022年6月14日 21時) (レス) id: a7bc1f7132 (このIDを非表示/違反報告)
yummy0711(プロフ) - MIYAVIさん、初めまして。いつも楽しく読ませていただいております。お話の続き大変面白く、キュンキュンしっぱなしでした。日常生活もあり、大変だとは思いますが、これからも頑張ってください!応援しています。 (2022年6月14日 10時) (レス) @page37 id: 9293c54bc3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:MIYAVI | 作成日時:2020年5月14日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。