【Lesson３】ご家族への紹介 ページ18
MG「というわけで今日中に。
その何処の馬の骨とも知らない奴を見せに来い」
『ヤダなんで』
MG「見たいからです」
『何かしそうなので嫌です』
MG「当たり前、何もしないって方がおかしいだろ」
『いやおかしいのはっ……』
アンタの頭だよ、と。
叫びたいのをグッと堪えて、一度大きく深呼吸。
『…オッパ』
MG「オッパ…！」
『いちいち感動しないで』
MG「うんごめんオッパ黙るねオッパ」
『連呼もしないで』
MG「ハイ」
大きな体を、きゅっと縮めて正座している彼の前。
『……ほら、見て？』
すっ…と、少し騒がしい。教室の出口を指さした。
そう、私は。
きゃあきゃあきゃあきゃあ、「ミンギュ先輩だぁ！」「ミンギュ先輩…♡」と騒ぎ始める女の子たちを、彼に一度見せたかったのである。
今まで何かと、
「Aみたいなブチャ子と話すよりも女の子たちと戯れたい」
等と言い散らかしてきた彼。
ほーーーら、女の子だぞ。行け。シッシッ。行けよホラ。
MG「は？どうでも良い。
こっちは妹の貞操の危機だぞまじで」
『貞操の危っ……ねぇ、なんなの？そのシスコンごっこ』
MG「シスコンごっこ？何言ってんのA、ちょっとよく分からない」
『私はアンタが分からない…』
眉下げて。
首をちょっぴり傾ける彼の前、「もーやだ、気持ち悪いから出てって」と目で訴える。
MG「なに、気持ち悪いから出てけって目してる」
『してるもん。出てって』
MG「ヤダなんで」
『そろそろ本当に嫌いになる』
MG「え、ダメダメダメ何言ってんのダメダメ」
『じゃあ出てってよ！！！！！！』
MG「うんごめんオッパ出てくごめんね！！！」
ズダダダダダ、と。
今までの粘りは何だったんだと馬鹿馬鹿しくなるその勢いに。
プツン、と何かが弾ける音がした。
NO「え、と…あの、Aちゃ」
『うるっさい！！！話しかけないでもうヤダなんなのみんなして、もうなんなの！！！！』
NO「いや、ただ私はっ」
『うるさいうるさいうるさい！！！
もうヤダ帰る！！！二度と学校なんて来るか馬鹿ぁあ！！！』
ダンッ！と、半泣きで机叩いて立ち上がれば。
「は、誰？
Aさん泣かせてんの」
眉間にシワ寄せたハンソル君。
タイミングばっちり、登場です。
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リリィ - え！？え！？まだまだ先があってもおかしく無いのに終わってしまった、、続き気になるのに終わっちゃった、、涙 (12月17日 0時) (
レス) @page40 id: 9fb18e58d9 (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - めちゃくちゃ話の内容が気になりすぎて、終わり、の3文字を見た瞬間本当に叫んでしまった午前2時。ほんとにめちゃくちゃ最高です。あの、ほんとに、この先の展開が最高に楽しみです。 (8月8日 23時) (レス) @page40 id: c8ce101485 (このIDを非表示/違反報告)
屋久屋 - めっちゃ好きです！良い所まで来ていて更新お願いしたいです(＞＜)欲言っちゃってすみませんっ。でもめっちゃ気になります！頑張ってください🫶 (2022年10月15日 14時) (レス) @page40 id: dd4c02f499 (このIDを非表示/違反報告)
MIYAVI(プロフ) - yummy0711さん» yummy0711さん！コメントありがとうございます☺︎キュンキュンしっぱなしだなんて嬉しすぎてにやけましたありがとうございます。これからもキュンキュン通り越してギュンギュンしていただけるよう全力を尽くします（ ; ; ） (2022年6月14日 21時) (レス) id: a7bc1f7132 (このIDを非表示/違反報告)
yummy0711(プロフ) - MIYAVIさん、初めまして。いつも楽しく読ませていただいております。お話の続き大変面白く、キュンキュンしっぱなしでした。日常生活もあり、大変だとは思いますが、これからも頑張ってください！応援しています。 (2022年6月14日 10時) (レス) @page37 id: 9293c54bc3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MIYAVI
| 作成日時：2020年5月14日 10時
