＃１ある日の朝のお話 ページ2
JH「Aさん、朝ですよ」
ベリッと布団を剥がされて。
未だぼやける視界の向こう側、ジョンハンがおはようと微笑む。
貴「あと…１分……」
JH「だめ。はい、起きる。」
貴「１分…」
JH「やだ。俺たち３０分後には仕事行かなきゃだもん。一緒に朝ご飯食べよ。」
こちとら非常に眠いというのに。
布団ごとよいしょと持ち上げられ、そのまま食卓へと運ばれる。
ブスッと不貞腐れれば、そんな顔しないのと宥められた。
１分くらい良いではないか。
ジョンハンのケチ。ハゲ。クソ野郎。
何という物言いだと思われるかもしれないが、私の睡眠を邪魔した事は通常、万死に値する事なのである。
.
.
.
JN「おはよう」
無理矢理席につかされ、ため息を落とせば。
ふんわりと微笑むジュニさんが、ヨシヨシと頭を撫でてくれた。
目を細めれば、パシャりと隣からシャッター音。
MG「天使の寝ぼけ眼……ゲットだぜ…」
WN「拡散希望」
SG「やだ可愛いなにこれ」
出たなキム ミンギュ。
一瞬で殺意が湧き、タオルケットに身を隠す。
SM「あーあー、朝イチからA拗ねちゃって…」
貴「…」
MH「Aいちごあるよ、食べる？」
ソクミンとミョンホの優しい声。
顔だけひょこっと出せば、口元に赤い果実。
かぶりつけば、甘酸っぱい味が口いっぱいに広がった。
SM「機嫌は治りましたか？」
治ったも何も、別に拗ねてなどいない。
私だって赤ちゃんじゃないんだ。
いつまでもお子ちゃま扱いはカンに触る。
JH「いちご美味しい？あーもう、口元にこんな付けて…」
貴「…」
JH「本当エギ。ね？A？
A〜Aは誰の赤ちゃん？？」
貴「…」
JH「うんそうだね、俺の赤ちゃんだね。」
私は何も言っていない。
脳内がちょっぴりお花畑なユン ジョンハンを前に、私は新しいいちごにかぶりつくのであった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1954人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
揚羽(プロフ) - 前作から一気読みしてしまいました!! この作品大好きです! 更新待ってます! (2022年8月24日 12時) (
レス) @page46 id: f89d446e74 (このIDを非表示/違反報告)
MIYAVI(プロフ) - ちゃんそるさん» ちゃんそるさん！！！お久しぶりです！！！近いうち、長らく更新出来なかった説明も兼ねて更新致しますので、もうしばらくお待ちください…（ ; ; ） (2022年5月26日 8時) (レス) id: a7bc1f7132 (このIDを非表示/違反報告)
MIYAVI(プロフ) - 黄鳥さん» コメントありがとうございます。返信大変遅くなり、本当にごめんなさい（ ; ; ）近いうちに更新いたしますのでもう少々お待ちください…！！ (2022年5月26日 8時) (レス) id: a7bc1f7132 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんそる(プロフ) - 更新のお知らせが来たとき、本当に嬉しかったんです。MIYAVIさんの生存確認ができたので（え？）またお話しできる機会がありましたら、その時は色々お話ししましょうね！大好きです♡ (2022年5月25日 22時) (レス) id: e0e3c5249f (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんそる(プロフ) - お久しぶりです。お元気でしょうか…？久しぶりに通知が来たのでコメント送ります^ ^コメントやボードでやり取りしていた頃からもう2年経つみたいです…時の流れは早いなあ…私はすっかり環境も変わってしまいましたが、相変わらず元気にしてます。 (2022年5月25日 22時) (レス) id: e0e3c5249f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：MIYAVI
| 作成日時：2020年3月28日 11時
