＃３２ ページ32
貴「ソクミナはさ、何のために仕事してる？」
SM「えっ？ぎゃ！！熱！！？？」
目の前。
不思議そうにため息をつくAの目の前。
俺は、口元まで運んでいた熱々のトッポギをポトリと落とす。
SM「きゅ、急にどうしたの？」
貴「ん？あ、いやえっと……ちょっと気になってさ」
出前を取ったから一緒に食べようと誘ってくれたのは嬉しいけれど。
落としたトッポギは熱いし、しかも落とした場所がよりによってお気に入りのジーンズの上だし。
というか、出だしの質問それかよ！！って。
余りにも心臓に悪くて、変な汗をかきそうだ。
貴「芸能人って、みんな金の亡者だと思ってた。
でも昨日さ、私の働いてる所の芸能人がさ？お金の為じゃない、って…。
…変じゃない？じゃあ何の為なんだろうね」
SM「あ、あはは…」
明らかに。確実に。
Aの言っている芸能人が知ってる人。
いや、知ってるも何も自分自身だから笑って誤魔化すしかない。
貴「お金の事しか考えてない、意地汚い人間で…
(中略)
……大抵の芸能人ってこうじゃない？」
SM「いや偏見凄いな」
貴「え？そう？」
SM「うん、凄い。
あのねA、芸能人でも良い人だってちゃんと居るよ？」
凄い。偏見が凄い。
言わせておけば止まらない、Aの中の芸能人像。
凄い。もの凄いよ。
凄すぎて少しカットしたもん。
SM「なんでそんなに毛嫌いするのさ。
食わず嫌いは良くないよA」
貴「食わず嫌いっていうか…」
SM「はい、きゅうりあげる」
貴「こらこら」
彼女は笑って、あ、この前さぁなんて話を変えるけど。
��食わず嫌いっていうか…��
気まずそうに逸らしたその顔に、何が隠されていたのだろうか。
寂しそうに、辛そうに見えたのは気のせいだったのだろうか。
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MIYAVI(プロフ) - のののんさん» 応援ありがとうございます！頑張ります…！！ (2020年7月29日 16時) (
レス) id: a7bc1f7132 (このIDを非表示/違反報告)
MIYAVI(プロフ) - のののんさん» コメントありがとうございます！素敵だなんて…（ ; ; ）もしかして他の作品も読んでくださったんですか…？凄く嬉しいです(TT)！ソクミンさんのお話２作目もボチボチ考えているので、いつになるかは分かりませんが、また執筆させて頂きますね…！ (2020年7月29日 16時) (レス) id: a7bc1f7132 (このIDを非表示/違反報告)
のののん - 素敵なお話でした！！またドギョムのお話読みたいです！MIYAVIさんのお話どれも好きです！応援してます！ (2020年7月25日 23時) (レス) id: dc211264bf (このIDを非表示/違反報告)
MIYAVI(プロフ) - Marineさん» 完読お疲れ様です！ありがとうございます！！Marineさんの暖かいコメントで、とっても幸せな気持ちになりました。この作品を描いて良かったって思いました(TT)最後までお付き合いくださり本当にありがとうございます！！お世話になりました…！ (2020年5月24日 18時) (レス) id: a7bc1f7132 (このIDを非表示/違反報告)
MIYAVI(プロフ) - Marineさん» 返信遅れました！！ごめんなさい！！（ ; ; ） (2020年5月24日 18時) (レス) id: a7bc1f7132 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MIYAVI
| 作成日時：2019年7月13日 0時
