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SM「あっ…」
貴「あ…」
朝、エレベーターのドアが開いて。
昨日と同じスーツ姿のAが乗り込んで来る。
貴「おはよう、ソクミン」
SM「おっ…はようA」
顔が、熱くなって。
よく会うね私たち、なんて彼女が微笑むから、そうだねうんって早口で返して。
エレベーター、こんなに早かったっけ?
エントランスに着くまでの時間が、やけに早いよ。
朝一から会えたのに、もうお別れじゃんか。
貴「じゃあ、お仕事頑張ってねソクミン。またね!」
SM「っ…!」
チン…と共にドアがゆっくり開いて。
寂しい気持ちで溢れてたけど…
またね
Aの何気ない一言で、馬鹿みたいに嬉しくなって。
.
.
.
SG「ヒョン?なんでそんなにニコニコしてるの?」
SM「ヘヘッ…」
JH「頰ゆるゆるだぞー」
朝一なのに。まだ少し眠いのに。
こんなにも気分良く撮影が出来るのなんて、初めてだ。
.
.
.
MG「お腹空いた…」
SG「…早く帰りましょ」
元気がないミンギュ。真顔のスングァンに囲まれ、シートベルトを付ける。
1日がかりの撮影がやっと終了し、ようやく帰宅。
他のメンバーもヘトヘトで、お腹もぐーぐー。
マネヒョンによる、
マネ「出前頼んどいたから」
という天使の一言に顔を輝かせた。
.
.
.
見えてきた宿舎。
車が地下の車庫へと入って行って…。
SM「あっ…」
一瞬。ほんの一瞬だけど。
見逃すはずが無い、彼女の姿。
朝と同じスーツ姿に、スーパーの袋を持って歩いてる。
…こんな深夜まで、働いてるだなんて。
きゅうっと胸が狭くなって、車が停止した途端シートベルトを外して外へ飛び出した。
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MIYAVI(プロフ) - のののんさん» 応援ありがとうございます!頑張ります…!! (2020年7月29日 16時) (レス) id: a7bc1f7132 (このIDを非表示/違反報告)
MIYAVI(プロフ) - のののんさん» コメントありがとうございます!素敵だなんて…( ; ; )もしかして他の作品も読んでくださったんですか…?凄く嬉しいです(TT)!ソクミンさんのお話2作目もボチボチ考えているので、いつになるかは分かりませんが、また執筆させて頂きますね…! (2020年7月29日 16時) (レス) id: a7bc1f7132 (このIDを非表示/違反報告)
のののん - 素敵なお話でした!!またドギョムのお話読みたいです!MIYAVIさんのお話どれも好きです!応援してます! (2020年7月25日 23時) (レス) id: dc211264bf (このIDを非表示/違反報告)
MIYAVI(プロフ) - Marineさん» 完読お疲れ様です!ありがとうございます!!Marineさんの暖かいコメントで、とっても幸せな気持ちになりました。この作品を描いて良かったって思いました(TT)最後までお付き合いくださり本当にありがとうございます!!お世話になりました…! (2020年5月24日 18時) (レス) id: a7bc1f7132 (このIDを非表示/違反報告)
MIYAVI(プロフ) - Marineさん» 返信遅れました!!ごめんなさい!!( ; ; ) (2020年5月24日 18時) (レス) id: a7bc1f7132 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MIYAVI | 作成日時:2019年7月13日 0時