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貴「最悪なんですけど…」
翌日。
痛む頭を押さえながら、イェナと一緒に東校へ向かう。
イェナ「オンニぃ…私が取りに行きましょうか?」
貴「男子校に1人で乗り込むって馬鹿なの?」
イェナ「いや、オンニも1人で行こうとしてたじゃないですか!」
容赦なく頭を叩いてくるイェナ。
ちょ、おまっ…!
オンニは頭に怪我してるんだぞ!?
イェナ「あっ!ごめんなさい!!」
貴「大丈夫。だけど、そーやってすぐ手を出す癖を直そうね?イェナちゃん?」
イェナ「はい…」
シュン…とするイェナは可愛い。
喧嘩なんかしなければもっと可愛いものを。
貴「イェナ?東校着いたら中までは着いてこなくていいからね?」
イェナ「やだ!オンニが心配だから着いてく!」
あと、もう少し頑固な所を直して欲しいものだ。
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流石、東校。治安が悪すぎる。
私たちの目の前には、喧嘩真っ最中の男の子達。
貴「別の道行こっか…」
ため息を1つついて、回れ右。
イェナが何か言いたそうにウズウズしてるのは無視しとく。
貴「男同士の首を突っ込むものじゃ無いよ。
触らぬ神に祟りなしだよ、イェナ」
イェナ「わかって…ますけど…」
不貞腐れるイェナ。
確かに喧嘩は見てて不快。
だけど、私達女の力でどーこー出来る事では無い。
イェナ「だってあれ…どう見ても弱い者イジメじゃ無いですか…」
貴「…」
イェナ「2対10くらいですよ?
流石に可愛そうすぎません?」
貴「いや、だからぁ…」
イェナ「オンニは見捨てるんですか!?
私がボコられてる時、助けてくれたのは他の誰でもないオンニなのにっ…?」
ウルウルと。
妹達のこの瞳に私はめちゃんこ弱い。
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貴「っだぁあ"!!分かったよ!行けばいいんでしょ行けば!!!」
イェナ「オンニぃ!♡♡」
私は、馬鹿である。
正真正銘の馬鹿である。
やられるがままの、名前も知らない男の子2人の為に走り出す。
頭がズキズキと痛むけれど、何とかなるよね。
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MIYAVI(プロフ) - 蒼空さん» ただいまです!コメントありがとうございます(;×;)お待たせした分、ドシドシ更新しますのでお付き合いくだされば幸いです… (2019年6月12日 11時) (レス) id: a7bc1f7132 (このIDを非表示/違反報告)
蒼空 - MIYAVIさん!おかえりなさい。これからも更新待ってます (2019年6月12日 4時) (レス) id: f7a6a0cd8a (このIDを非表示/違反報告)
MIYAVI(プロフ) - ricoh19さん» ポッキーは鼻から食べましょうね^ ^ 頑張ります!ありがとうございます!! (2019年6月11日 21時) (レス) id: a7bc1f7132 (このIDを非表示/違反報告)
ricoh19(プロフ) - MIYAVIさん» 会いたいだなんて、嬉しすぎてポッキー耳から食べれそうです。私とも結婚してー…ファイトー!! (2019年6月10日 20時) (レス) id: 7bffe492a2 (このIDを非表示/違反報告)
MIYAVI(プロフ) - いつきさん» 全力でただいまハニー状態です。何言ってるんですか結婚してるじゃないですか私たち(ごめんなさい)お待たせした分色々とご用意したので、ピーナッツは是非鼻から食べてください! (2019年6月10日 18時) (レス) id: a7bc1f7132 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MIYAVI | 作成日時:2019年3月15日 7時