＃４６ ページ46
SC「辛そうな顔してる」
貴「え？」
SC「…ん、来い。」
たまり場にて。
優しく微笑んで、腕を広げてくれるスンチョル。
どうしようもなく嬉しいけれど、ウォヌとキスしてしまった罪悪感が私を蝕んで、彼の温もりが逆に私の胸を軋ませる。
貴「スン、チョル…」
SC「どうした？」
彼に甘えたい。抱きしめてもらいたい。
けど、私にはそんな資格ないよ。
今だって、自分が本当にスンチョルを愛しているのか分からなくなっちゃったんだもん。
SC「…俺、何かしたか」
貴「スンチョルは何も…」
SC「俺��は��？…じゃあ誰に何された？」
低くなる、彼の声。
肩を掴まれて、無理矢理目と目を合わせられて、喉の奥がヒュッと鳴る。
貴「なんでもな」
SC「言え。言うまで帰さない。」
鋭い眼光が、私を捉えて離さない。
怖い。苦しい。…唇をぎゅっと噛み締めた。
.
WN「怖がってるじゃん」
.
物語は、私が思ってる以上に上手くはいかない。
WN「俺、この人に無理矢理キスした。
だからこんなに怯えてんだよ。」
グッと強く、スンチョルの腕を掴むウォヌ。
そんな彼を前に、声にならない悲鳴が喉を突き破る。
SC「……今、何て？」
貴「スンチョル違う！これはっ…」
WN「あんたの女にキスしたっつってんの。
…ごめんね、俺もこの人に惚れてんだわ」
冷や汗が止まらなくて。
足の震えも止まらなくて。
やだ。お願い。やめて。
なんて願いも虚しく…
貴「やだっ…！やめ」
SC「Aは黙ってろ」
一瞬の出来事。
スンチョルに肩を押されてよろけた瞬間、私に手を伸ばしたウォヌが吹き飛んだ。
貴「ウォヌ！！！！」
WN「つっ…」
派手な音と共に壁に打ち付けられたウォヌ。
痛そうに顔を歪めて、唇を噛みしめる。
WN「手加減っ…ねぇじゃん」
SC「当たり前だろ」
ウォヌを殴りつけにかかるスンチョル。
彼の拳には迷いが一切なく、ただただ、真っ直ぐ。ウォヌに向かって伸びていく。
JH「は…？何してんの？」
SN「落ち着けって！！」
騒ぎを聞きつけたジョンハン達が乗り込んできて、ようやく２人は引き剥がされたけど…。
VN「ヌナ、大丈夫…？」
SG「顔真っ青ですよ！？」
口元を血で滲ませた２人を見て、私の鼓動は嫌な音を立て始めた。
…気のせいだろうか。
少しだけ、お腹に痛みも感じる。
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MIYAVI(プロフ) - 蒼空さん» ただいまです！コメントありがとうございます(;×;)お待たせした分、ドシドシ更新しますのでお付き合いくだされば幸いです… (2019年6月12日 11時) (
レス) id: a7bc1f7132 (このIDを非表示/違反報告)
蒼空 - MIYAVIさん!おかえりなさい。これからも更新待ってます (2019年6月12日 4時) (レス) id: f7a6a0cd8a (このIDを非表示/違反報告)
MIYAVI(プロフ) - ricoh19さん» ポッキーは鼻から食べましょうね^ ^ 頑張ります！ありがとうございます！！ (2019年6月11日 21時) (レス) id: a7bc1f7132 (このIDを非表示/違反報告)
ricoh19(プロフ) - MIYAVIさん» 会いたいだなんて、嬉しすぎてポッキー耳から食べれそうです。私とも結婚してー…ファイトー！！ (2019年6月10日 20時) (レス) id: 7bffe492a2 (このIDを非表示/違反報告)
MIYAVI(プロフ) - いつきさん» 全力でただいまハニー状態です。何言ってるんですか結婚してるじゃないですか私たち（ごめんなさい）お待たせした分色々とご用意したので、ピーナッツは是非鼻から食べてください！ (2019年6月10日 18時) (レス) id: a7bc1f7132 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MIYAVI
| 作成日時：2019年3月15日 7時
