#34 ページ34
貴「〜〜っっ!!!」
簡単に。たった数秒で、達してしまった私。
ふにゃふにゃと体の力が抜け、満足そうなスンチョルが首元に強く吸い付いた。
SC「ミンギュ出てって。こっからが本番だから」
MG「っ…」
その場に立ち尽くしていたらしいミンギュ。
はっ…と自嘲気味に笑いながら、私達に背中を向ける。
MG「…見せつけてくれるよね、本当。」
貴「っ…」
MG「俺のものになったら、スンチョリヒョンの比じゃないくらいに抱いてあげるから」
ニッと。
可愛らしい八重歯を見せてから、彼はそのまま部屋を出て行った。
.
.
.
SC「…そんな顔されてもそそられるだけだから」
私の顎を器用に持ち上げるスンチョル。
そのまま、私の目を真っ直ぐに見つめて逃がさない。
彼の視線からは、逃げたくても逃げれないんだ。
貴「私…」
SC「なに?ミンギュ選ぶわけ?」
貴「ちがっ…!そうじゃなくて…」
慌てて首を横に振る。
そうだよな、俺の女だもんな、って嬉しそうに目を細めるスンチョルにホッと胸を撫で下ろします。
貴「なんでミンギュに足掻いてみろなんて言ったの…
足掻かれたらどう対処すればいいの…?」
SC「好きなように対処しな。
ウザかったらウザがって、受け入れたいなら………おん」
貴「…なにその顔」
SC「もしミンギュの事受け入れたらどう抱き殺そうかな、と。」
貴「…」
はは、と楽しそうに笑うスンチョル。
余裕だね、と返せば、うん余裕だよ、なんてにっこり微笑まれた。
SC「Aが俺以外の男選ぶとか無理だろ」
いつもの掠れた、低い声。
私の体に熱を帯びさせる、色っぽい声。
SC「Aを愛すのは俺だけで良い。
Aに愛されるのも俺だけで良い。」
首筋に、熱い息がかかって。
その後にちくりと、甘い痛み。
SC「…俺は俺が思ってる以上に、お前に溺れてんだよ」
カブリ、次は噛まれて。
ゾクリ、体が震えて。
貴「ひっ…んぁっ…ぁあっ…」
SC「っ…その顔っ…まじでっ…」
貴「だ、め…っ…激しっ……ぁうっ…」
私こそ、彼に。
今日もズブズブと溺れてく。
738人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
MIYAVI(プロフ) - 蒼空さん» ただいまです!コメントありがとうございます(;×;)お待たせした分、ドシドシ更新しますのでお付き合いくだされば幸いです… (2019年6月12日 11時) (レス) id: a7bc1f7132 (このIDを非表示/違反報告)
蒼空 - MIYAVIさん!おかえりなさい。これからも更新待ってます (2019年6月12日 4時) (レス) id: f7a6a0cd8a (このIDを非表示/違反報告)
MIYAVI(プロフ) - ricoh19さん» ポッキーは鼻から食べましょうね^ ^ 頑張ります!ありがとうございます!! (2019年6月11日 21時) (レス) id: a7bc1f7132 (このIDを非表示/違反報告)
ricoh19(プロフ) - MIYAVIさん» 会いたいだなんて、嬉しすぎてポッキー耳から食べれそうです。私とも結婚してー…ファイトー!! (2019年6月10日 20時) (レス) id: 7bffe492a2 (このIDを非表示/違反報告)
MIYAVI(プロフ) - いつきさん» 全力でただいまハニー状態です。何言ってるんですか結婚してるじゃないですか私たち(ごめんなさい)お待たせした分色々とご用意したので、ピーナッツは是非鼻から食べてください! (2019年6月10日 18時) (レス) id: a7bc1f7132 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:MIYAVI | 作成日時:2019年3月15日 7時