【済州島の息子とミオ】 ページ32
(Aside)
SG「ミオと初めて話した日はね、ミオに胃袋を掴まれた日なんだよ」
真剣な顔のスングァン兄さんが唐突に語り出すから、思わず吹き出してしまう私。
SG「うん。いや、これ本当に。」
モグモグと。
私特製のハンバーグを頬張りながら、スングァン兄さんは頷く。
＿＿＿＿ ＿
＿＿＿＿＿＿＿＿ ＿
スングァン兄さんはコミュ力が凄まじくて。
年上の異性との関わり方が分からない私でもすぐに打ち解ける事が出来たんだっけ。
SG「ミオって言うの？」
三次審査を通ってから、シュア兄さんにベッタリだった私にこんな風に話しかけて…。
SG「スングァンです」
『ミオ…です』
SG「ゆっくりしてってね！」
そうそう、シュア兄さんにこの日、宿舎に連れられて。
SEVENTEENの他の兄さん達は、突如宿舎に連れてこられた私を、目を丸くして見ていたけれど、この人だけは気さくに話しかけてくれた。
JS「ミオ、そこ曲がった所の部屋に入ってて」
兄さんの声が聞こえたけれど、��そこ��がどこか分からなくて。
SG「たーぶん、ここじゃない？」
優しいスングァン兄さんが案内してくれたんだ。
おまけに、シュア兄さんがコーヒーを持って部屋にやってくるまで色々とお喋りしてくれてさ。
SG「日本から来たの！？」
『はい』
SG「硬い！リラックスしていいよ！」
『…はい』
無邪気に笑うこの人に、どれだけ救われたことか。
今でも変わらず、兄さんは優しくて気遣い上手。
そう言えばこの日、食べに行くかという話になったけど、突如シュア兄さんがワガママを言い出して…。
SG「あの日、ミオが作った野菜たっぷりのパスタ美味しかったなぁ…」
『シュア兄さんがワガママ言い出して、私が作ったんだよね』
どうしても手作りが食べたいと言い出したくせに、パスタの具は市販のソースを使おうとしたものだから。
栄養分足りないでしょ！と一喝して、私が手作りを振る舞ったんだった。
SG「あの日さ、ミオに対して嫁に来る？って言ったよね」
『うん、覚えてる』
SG「あの後ジスヒョンに殺されるかと思った」
『そうなの？』
今はもう、懐かしい思い出話。
目を細めて笑う私も、兄さんも、随分と垢抜けた気がする。
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愛凛 - この小説のジュンくんが好きすぎて他の小説に行けなそうです。ありがとうございます。 (2021年10月3日 8時) (
レス) @page50 id: 5572f60dc6 (このIDを非表示/違反報告)
MIYAVI(プロフ) - 瑪瑙さん» えーただいましっかりと受け取りました。瑪瑙さんからの元気いっぱいの誓いの言葉。光栄すぎて鼻毛飛び出ましたどうしてくれるんですか（汚くてごめんなさい）最後までお付き合いくださったことも本当に嬉しいです。ありがとうございます（ ; ; ） (2020年4月22日 22時) (レス) id: a7bc1f7132 (このIDを非表示/違反報告)
MIYAVI(プロフ) - ハナさん» ハナさん…！前編だけでなく続編までも一気に読んでくださったんですね（ ; ; ）本当に本当に嬉しいです…！ありがとうございます！ミオジュンシッパー…！光栄すぎます…(TT) (2020年4月22日 22時) (レス) id: a7bc1f7132 (このIDを非表示/違反報告)
MIYAVI(プロフ) - 栞奈さん» 嬉しくて今にも栞奈さんの元へと舞い落ちていきそうです。ありがとうございます(TT) (2020年4月22日 22時) (レス) id: a7bc1f7132 (このIDを非表示/違反報告)
瑪瑙(プロフ) - 宣誓！私は！今後一生ミオジュンと中華マフィア様を推していくことを誓います！（突然失礼しました） (2020年4月22日 15時) (レス) id: 17f4ccf88a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MIYAVI
| 作成日時：2019年1月23日 22時
