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SN「そこで集中切るなよ」
初めてこちらに気付き、悔しそうに唇を噛みしめるミオの姿。
本当、負けず嫌いというかなんというか…。
SN「ミオの表現力には毎度の如く驚かされるけどさ、やっぱり腕の角度とかもう少し気ぃ張って」
『…はい!』
ジャージを腕まくりして、頰をパチンと叩くミオ。
完全本気モードね、おっけ。その集中力切らすなよ。
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SN「遅い、もう一回」
SN「腕もっと上げる」
SN「指先意識」
同じ曲を、何度も何度も踊り続ける。
お互いに息を切らしてヘトヘトだけど、このくらいで根を上げてたら笑い者。
必死に食らいついてくるミオに刺激され、俺はもっともっと熱くなる。
SN「音聞けよ!!」
『はいっ』
SN「ちゃんと角度合わせて!!!」
『はいっ…!』
汗が飛び散り、呼吸が少し苦しい。
お互い集中しすぎたようで、もう今日はここで終わり。
『あ……い…た』
SN「な、何てぇ?」
『ありが…と…まし…』
どうやらお礼が言いたかったらしい。
床にへたばってピクリとも動かない彼女を見て、やりすぎちゃったかなぁと少し反省。
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シウ「ありゃ、これまた派手に…」
元々体力が少ないミオ。
結局疲れすぎて動けなくなったようなので、俺がおぶって帰った。
『シャワ…浴びる…』
無事送り届け、俺も座り込む。
虚ろな目で、兄さんありがとう、と微笑むミオちゃんにお兄ちゃん沢山反省してます。
WN「アホ」
SG「可愛そう…」
この通りメンバーからのお説教も頂きました。
SC「ミオはお前が来る前から練習してたんだろ?元々体力もそんなにないんだから…」
CH「もう少し妹を気遣って下さい!この鬼!」
統括リーダーと末っ子にもきつぅく叱られました。ごめんなさい。
ちなみに彼氏は…
JN「なーんで彼氏に連絡しないかな〜」
別の理由で拗ねておりました。
ミオ氏?
いくら疲れてても、迎えは俺が行くから呼べってさ、ムンジュニが。
SN「ごめんね、ミオの事おんぶした」
JN「やっほい胸が当たったラッキースケベだ〜♡とかふざけた事思ってないなら全然いいよね」
SN「思っ……てません」
JN「覚悟、クォン スニョン」
SN「ごめんって!!」
いや本当に、全力で色々とごめんなさい。
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愛凛 - この小説のジュンくんが好きすぎて他の小説に行けなそうです。ありがとうございます。 (2021年10月3日 8時) (レス) @page50 id: 5572f60dc6 (このIDを非表示/違反報告)
MIYAVI(プロフ) - 瑪瑙さん» えーただいましっかりと受け取りました。瑪瑙さんからの元気いっぱいの誓いの言葉。光栄すぎて鼻毛飛び出ましたどうしてくれるんですか(汚くてごめんなさい)最後までお付き合いくださったことも本当に嬉しいです。ありがとうございます( ; ; ) (2020年4月22日 22時) (レス) id: a7bc1f7132 (このIDを非表示/違反報告)
MIYAVI(プロフ) - ハナさん» ハナさん…!前編だけでなく続編までも一気に読んでくださったんですね( ; ; )本当に本当に嬉しいです…!ありがとうございます!ミオジュンシッパー…!光栄すぎます…(TT) (2020年4月22日 22時) (レス) id: a7bc1f7132 (このIDを非表示/違反報告)
MIYAVI(プロフ) - 栞奈さん» 嬉しくて今にも栞奈さんの元へと舞い落ちていきそうです。ありがとうございます(TT) (2020年4月22日 22時) (レス) id: a7bc1f7132 (このIDを非表示/違反報告)
瑪瑙(プロフ) - 宣誓!私は!今後一生ミオジュンと中華マフィア様を推していくことを誓います!(突然失礼しました) (2020年4月22日 15時) (レス) id: 17f4ccf88a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MIYAVI | 作成日時:2019年1月23日 22時