【組長とミオ】 ページ26
(Aside)
『兄さん、アクロバット教えて』
MH「スンチョリヒョンにOK貰ったらいいよ」
『貰った』
MH「嘘つけ」
『ごめんなさい』
スンチョル兄さんは、私のアクロバットを断固として良しとしない。
それを知っているから、ミョンホ兄さんは意地悪く微笑むんだ。
『お願い…』
MH「ダメ。
ミオになんかあったら、俺ヒョン達に殺される。特にジュニヒョンとヌナっ子３人。」
『兄さんの方が強いから大丈夫！』
MH「そうかもしれないけどさ…」
苦笑いの兄さん。
そのままちゃっかり練習に戻ろうとするから、慌ててシャツの袖を掴んだ。
『お願いバク宙だけ！』
MH「いくらなんでも聞けないよ、」
「本当にお願い…！』
MH「ダメだってば」
必死に懇願するも、兄さんの顔はみるみるうちに真剣味を帯びていく。
MH「ダメなものはダメなの」
ピシャリ、と。
切れ長の目で私を見据える兄さんに、ほんの一瞬シャツを掴む腕が弱まって…。
MH「ミオにはミオの良さがあるでしょ。
欲張っちゃダメ。その欲が、自分を傷付けることになるかもしれないんだよ」
私の腕を優しく振り払いながら、兄さんは私に諭すように告げる。
MH「ミオが怪我して、心配する人がどれだけいると思ってるの。
やりたい気持ちは分かるし、チャレンジ精神はいい事だけど、もう少し自分を大切にして。」
��女の子だからダメ��…なんて、私の嫌いな言葉を使わない優しい兄さん。
その優しさが嬉しくて、でもやっぱり悔しくて、もうすぐ生理が近いからか、泣きたくないのに涙が出てきた。
MH「意地悪で言ってるんじゃないよ？」
『分かっ…てる』
MH「ごめんね、言い方強すぎた…？」
優しい、兄さん。
服装と髪型はヤンキーみたいなのにね。
不貞腐れる私は、お子ちゃまだ。
『兄さんごめん…』
MH「俺は平気。
ほら、ミオ笑って、カーミットも心配してるよ」
『お子ちゃま扱いしないでよ』
ムカッとして容赦なく叩けば、「あ"っ」と痛がる兄さん。
しまったと思った時には遅くて、ヒョイっと持ち上げられ、リビングへと強制連行。
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愛凛 - この小説のジュンくんが好きすぎて他の小説に行けなそうです。ありがとうございます。 (2021年10月3日 8時) (
レス) @page50 id: 5572f60dc6 (このIDを非表示/違反報告)
MIYAVI(プロフ) - 瑪瑙さん» えーただいましっかりと受け取りました。瑪瑙さんからの元気いっぱいの誓いの言葉。光栄すぎて鼻毛飛び出ましたどうしてくれるんですか（汚くてごめんなさい）最後までお付き合いくださったことも本当に嬉しいです。ありがとうございます（ ; ; ） (2020年4月22日 22時) (レス) id: a7bc1f7132 (このIDを非表示/違反報告)
MIYAVI(プロフ) - ハナさん» ハナさん…！前編だけでなく続編までも一気に読んでくださったんですね（ ; ; ）本当に本当に嬉しいです…！ありがとうございます！ミオジュンシッパー…！光栄すぎます…(TT) (2020年4月22日 22時) (レス) id: a7bc1f7132 (このIDを非表示/違反報告)
MIYAVI(プロフ) - 栞奈さん» 嬉しくて今にも栞奈さんの元へと舞い落ちていきそうです。ありがとうございます(TT) (2020年4月22日 22時) (レス) id: a7bc1f7132 (このIDを非表示/違反報告)
瑪瑙(プロフ) - 宣誓！私は！今後一生ミオジュンと中華マフィア様を推していくことを誓います！（突然失礼しました） (2020年4月22日 15時) (レス) id: 17f4ccf88a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MIYAVI
| 作成日時：2019年1月23日 22時
