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派閥 ページ11




莉沙「Aちゃん、その腰まである髪の毛切らんが?(1番髪長いのは莉沙!!)」

『いやいや莉沙ちゃんこそー!邪魔じゃない?それ。私はいいから莉沙ちゃん切りなよ!バッサリとショートくらいまで(メンバー内で1番髪長いのキープしたい…)』

その他「(またやってるなーあの2人…)」

莉沙とAはお互い腰くらいまで髪があるので、日々どちらが長いかを競い合っていた

数センチAの方がながいが…

Aが入ってくるまで1番髪が長く、1番背が低く、1番歳下だったのに全てAに取られたため、莉沙はAに髪の長さだけでも勝ちたかった

でも、どこか楽しそうだ

結構Aも打ち解けてきた

しかも、喧嘩するほど仲が良い



それは本当で、メンバーは全員仲良かったのだ






…そう、過去形である




実乃里「なんで2人は黙ってコンビニ行ったが?」

桃葉「え、ちゃんと言ってから行きましたけど…」

雪世「もうちょっとしっかりしてくれん?」

莉沙「いやゆっきーとみのりんが聞こえてなかっただけやないが!?」

それは、定期的にあるレインボースターだけで集まって練習をする日のこと

桃葉と莉沙は伝えてから行ったが、実乃里と雪世は聞き取ってなく、この騒動が発生した

雪世「前から思いよったがやけどさ、2人ってちゃんと練習してくれんし、本気やないのが伝わってくると言うか…」

莉沙「ゆっきー、それ今関係ないやん。それに、桃葉と莉沙は本気で」

どちらも親の仇と思わせるくらいに睨み合っている

雪世、実乃里派閥莉沙、桃葉派閥がバチバチしていてAは入れない

どっちかの見方をすれば逆から反感を買う

小五であるAの頭ではどうすふのが1番なのか検討もつかなかった

実乃里「Aちゃんはどう思う?」

いきなり話題がふられ、Aは俯いた

ここは、中立で居ないといけなかったが、



『私も聞いてなかったから…えと…莉沙ちゃんと…桃葉ちゃん…が悪いと…思う』

つまりつまりに言った言葉はみんなの耳を刺激した

Aは、中立で居る方がいいことを理解できなかった




それからは、桃葉と莉沙の態度は少し冷たくなった



『ねぇ、そのお菓子ちょーだい!』

実乃里「いーよー!!」

微笑んで了承してくれた実乃里は、Aの中では優しいひと認定だ

『ねぇ、一緒にお昼買いに行こ!』

莉沙「桃葉いこー」

一方、莉沙に置いてきぼりにされたAは辛くて仕方なかった

次なる壁→←危機



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作者名:みおねもん | 作成日時:2021年10月4日 0時

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