WESTERS (ページ27)

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緑「っ、いつもっ、テスト前になると、調子悪なってっ、
思うように勉強も出来へんくてっ、、」

橙「うん」

こんな俺の話を、世間ではバカにされるような話を、
あっくんはいつも真剣に聞いてくれる

緑「それでっ、またしんどくなってっ、」

橙「それはもんちが頑張り屋さんの証拠やな。」

緑「………」

こんな俺が、、？

橙「ほんまは少しくらい休んで欲しいのが本音やけど、
そこまで頑張れるのはもんちの良さやよ、

大毅もきっとそう思っとるわ。」

緑「だいき、も、？」

橙「当たり前やん！
そう思ってなかったら授業サボってここになんかおれへんよ！」

そういえば、今日も5時間目の間、ずっと俺のそばにおってくれたんや…

橙「やから、もんちは"ありがとう"って伝えてやり？、な？」

あっくんの言葉は正直完璧に理解出来たわけやないけど、
冷たかった俺の心が、ほんわか温まる感覚がした

そして放課後、

赤「失礼しまーす。」

俺がまだ寝てると思って静かに保健室に入ってきた大毅

赤「……あ！とも！」

緑「だいきっ、」

静かにカーテンが開いて、にこにこの大毅の顔が見える

緑「だいき、ありがとう。」

赤「なんやねん急に笑」

そして照れくさそうにまだ少しふらつく俺を支えてくれた

これからもお世話になると思うけど、
よろしくな

"唯一の"俺の相棒

"唯一の"fin

衝動的にバーッと書いてしまいましたが、どうでしたか？

作者的ポイントは、2人とも橙さんのことを"真剣に話を聞いてくれる"と信頼しているところですね。

あと、緑くんの心がどんどん晴れやかになっていくのも意識しました。