WESTERS (ページ23)

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赤「あきとー！」

橙「はいはい、照史先生、な？」

保健室に着いて、扉を開けると出てきたのは、保健室の桐山先生

ともは頻繁に保健室に通っとるし、俺もなんだかんだいって仲良し

赤「ともが体調悪そうやねん」

橙「あらら、もんちー？ちょっとそこに座れるかな？

……ん、無理そうやな。大毅ベッド連れてったって」

そして照史は何故かとものことをもんちと呼ぶ

そんなんはどうでもよくて、
椅子に座るのもままならないともをベッドに連れていく

赤「とも布団掛けるな？」

緑「んっ、はぁっ、、っ、」

橙「熱はないな、もんち、ゆっくり呼吸し？

大毅ともの様子教えてくれへん？」

寝転がったまま呼吸を乱すともの背中を擦りながら、
照史が俺に質問する

赤「んーっと…、あ、照史向こうでええ？」

橙「ん？、あ、そうやな。
……もんち、目瞑っとってええからな。」

ともは強がりやから、近くで話さん方がええと思って、
照史と一緒にともの元から離れて話す

赤「えっと、朝から顔色悪かってん。
やけど今テスト前やろ？、やからどうしても行かなって言っとった。」

橙「いつものパターンやな笑」

赤「午前中はとりあえず大丈夫そうやってん。
先生に指されても答えられてたし。」

橙「うんうん」

照史はいつも真剣に俺の話を聞いてくれるから、
俺も一生懸命今日のとものことを思い出す

赤「ほんで、昼休みになったら、それまで我慢しとったのか、めっちゃしんどそうにしとって、それでここに連れてきたって感じ。」

橙「なるほどなぁ、、」

赤「あ、あと教室では寒い言うて震えとって、
まぁそれは割といつもの事やけど、

ここに来る途中お腹痛いって言ってトイレ寄ったわ」

橙「腹痛か、、」

そんなことを照史としばらく話す

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