なかまさんち Part2

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side:紫




黄「流星何がダメなんか教えて？」




青「いじわるやから！すぐいじわるするの！」






その後おとんと一緒に流星から詳しい話を聞くと、

その子はクラス1の暴れん坊で、
みんな嫌がっているんだそう




流星は周りよりも身体が大きいし、いじわるされることはないけど、

逆に身体が小さいともにはよくちょっかいを出してると






青「りゅーせーおらんくてごめんね？」



緑「……ｸﾞｽｯ、ﾋｯ、」




たぶん普段流星がその子からともを守ってくれてるんやろうな





紫「とも？1個だけたかちゃん聞いてもええか？」



緑「……ﾋｸｯ、ん、」



紫「ありがとう。
流星おらん間ともその子にいじわるされちゃったん？」





俺がその質問をすると、
おとんは後は任せたって顔をして去っていった





緑「………っ、」




そしてともは図星の顔




紫「兄ちゃん達気づかんくてごめんな、、
俺らに心配かけないように我慢してたんよな…」




橙「俺も全然気づかんかった、、」



赤「だいきも、、」








緑「……っ、ともっ、ともっ、、ﾋｸｯ、
りゅうせ、おらんっ、のっ、、こわいっ、、ﾋｯ、」





なんで気づかんかったんやろ…

何日も前にともは限界やったはずやのに、、





紫「しんどかったな、俺がもっと早く気づいてれば…」




しゃくり上げるともを抱きしめる




緑「……っ、たか、ちゃんっ、ﾋｸｯ、」




ともは"なんで気づいてくれへんかったの？"と言うように
俺に精一杯しがみついて泣いとった








橙「あ、とも寝てるで？」



そして数日前の夜みたいに
俺の腕の中で眠りについた



指をくわえてる姿はなくて、
あぁあれはとものサインやったんやなって
さらに胸が苦しくなる











その日の夜…





黄「崇裕」



紫「おとん、、」



黄「ありがとうな、とものことも、みんなのことも」



紫「…おれ、お兄ちゃん失格やで笑」



黄「そんなわけあるか笑
ともさっき言っとったで？、



"ともがないたときたかちゃんがぎゅってしてくれた"



って、満面の笑みでな笑」




紫「ふふっ、もっとお兄ちゃん頑張らな笑」









保育園でのことはおとんが先生に伝えてくれて、
相手の子は先生が対応してくれるみたい

ともは心が落ち着くまで流星と一緒にお休みすることになった




緑「たかちゃん！！」



紫「ん？」



緑「ありがとう！！」




心の底からお兄ちゃんでよかったと思った






"気づいて"fin

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