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玲於side

それからというもの、ちょくちょく教えに行くようになった。

初めは全くというほど目は合わないし、口は聞けないし。隼が言うには、佐野さんは怖いんだって。でも、ダンスの教え方はすっごいいい、らしい笑

自分でもにやけるのが分かる。なんだよ、嫌われてるかと思ってた。笑

今までにはないタイプの女の子で、どう接していいか分からなかった。

こうゆう職業なだけあって、色目使ってくる人なんて沢山いたから、それと同類かなって思ってたけど
でも、あの子はまっすぐぶつかってきてくれた。(口は聞いてくれないけど……笑)それに、ダンスがものすごく好きな気持ちは一緒に踊ってて伝わるから、どうしても放っておけなくて。

それに、あの頃の自分と重ねてしまう部分があって、自分の小さい頃もこんな可愛げなかったのかなってとか思うと、なんだかNAOTOさんとか、先輩方に頭が上がらないなって…最近は思うようになった。



美咲「佐野さん。あの、CLAMP見てもらえませんか?」

玲於「は!?」

美咲「ダメですか??」

玲於「いや、お前いつ練習したんだよ。」
俺のニヤついてた顔見られたかと思ってつい強い口調で言ってしまった。あぁ、また隼に怒られる……。


美咲「小森さんに見てもらったんです。」

はぁ、あいつはCLAMPやってないのになんであいつに教えてもらってんだよ。
玲於「なんで俺に言わないの?」

美咲「だから、言ったじゃないですか。」

玲於「はぁー。まぁいいや、やってみー。」

美咲「はい……」




曲が始まった途端一瞬にして空気がかわった。
あっ……。

初めて見た時より全然上手くなってる…



なんなんだよ、あんなに下手くそだったのに。




あー、その時やっと裕太くんが言ってた意味がわかった。

『あの子は凄くなるよ。』



俺は一回しか教えてないのに、それを短時間で覚え、更に体に教え込む能力。そして何より自分のモノへとするちょく力、そして何より、人を引き込む力を持ってる。

初めてこの子を見た時になんとなく分かってた。
いつかは俺を抜かしていってしまうんでわないかと不安になる、そんなオーラを。でも、俺は認めたくなくて…。



美咲「はぁ、はぁはぁ。すいません、もっかいいいですか?」



あぁ、そうだこの子はそういう子だった。



元々そんな能力があったんじゃない。


努力をしてきた子だった。

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作品ジャンル:恋愛
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さくら(プロフ) - 美紀さん、メッセージありがとうございます!美紀さんが好きなメンバーさんも登場させられるように頑張ります!これからもよろしくお願いします!! (2019年3月18日 18時) (レス) id: 641198ffcc (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - GENE大好きで涼太くんとあらんくんとれおくんよりのオールです最高です三代目は臣君と岩ちゃんと今市君寄りのオール担当です最高です (2019年3月18日 17時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - ゆささん、ご指摘ありがとうございます。所々変換ミス出なってしまっていたみたいでした。直したのですがまだあったら教えてください。至らない所もあるかと思いますがこれからもお付き合いいただけると嬉しいです。 (2019年2月12日 21時) (レス) id: 641198ffcc (このIDを非表示/違反報告)
ゆさ(プロフ) - 一つ訂正なんですけど、龍人のとは人じゃなくて友ですよ。 (2019年2月12日 20時) (レス) id: 295e9f0591 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 頑張って見ますね! (2018年10月1日 23時) (レス) id: 641198ffcc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さくら | 作成日時:2018年9月24日 4時

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