22 ページ24
バレてしまった。
いつかはこうなるとは思ってたけれど、思ってたより早くて。 心の準備が出来ていなかった。
でもこれ以上迷惑かけることも出来ないから、距離を置こうと思ってたのに。どうして『なんで、?』なんて言うの?期待してしまうじゃん。
ただでさえ一人でいるのが嫌なのに。
ただでさえ1人が怖いのに。
いつものみんなみたいに、突き放してよ。
玲於「お前、CLAMP舐めてんの?」
亜嵐「おい、やめろって。」
美咲「そんなことないです。」
こんなこと言われたくて踊ってたんじゃない。
あいつに勝ちたくて。
認めて欲しくて踊ってたのに。
玲於「基礎がなってないんだよ。基礎からやり直せ。」
美咲「……。」
玲於「もっかい、」
美咲「え?」
玲於「だーかーら、もっかい踊ってみろって言ってんの。」
美咲「なんで。」
玲於「わかんない奴だな。見てやるって言ってんの。」
美咲「いいんですか?」
玲於「早く、」
美咲「はい!」
ー
隼「あーあー、玲於に取られちゃったー。」
裕太「あの子は凄くなるよ。」
龍友「お!珍しい笑」
亜嵐「裕太くんが認めるなんて相当だね!」
隼「だから合わせたくなかったんだよ〜。
あのさ、"Devil Butterfly"って知ってる?」
涼太「あー、謎に包まれた、ダンス上手い子!」
隼「その子ってあの子だよ。」
裕太「え!?なんでそんな子がここにいるの?」
龍友「そんなすごい子なんか?」
亜嵐「この業界では有名だよ。ダンスがめちゃくちゃ上手いのに、どこからのスカウトも受け取らないって。」
メンディー「あと、結果発表に参加しないから、優勝トロフィーが毎回いらないって。」
涼太「へー、毎回優勝してるんだ。」
龍友「でも、そんな実力ある子なんだったらそうだって自己紹介してくれれば、先輩方だって見方変わってただろうに。」
隼「そこだよ。あの子が俺たちと違うのは。」
亜嵐「と言うと?」
隼「あの子は、肩書きで判断されたくないんだって。もし、そんな肩書きがあることで入ったとしても自分自身を見て認めてくれたわけじゃないから。だから、詳しいことは言わないで挨拶に来たみたい。」
涼太「すごい子だね。」
隼「だから、ほっと置けないんだよ。」
ー
この日を境にメンバーさんがちょくちょく教えに来てくれるようになった。
未だに口は悪いけれど……。
156人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さくら(プロフ) - 美紀さん、メッセージありがとうございます!美紀さんが好きなメンバーさんも登場させられるように頑張ります!これからもよろしくお願いします!! (2019年3月18日 18時) (レス) id: 641198ffcc (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - GENE大好きで涼太くんとあらんくんとれおくんよりのオールです最高です三代目は臣君と岩ちゃんと今市君寄りのオール担当です最高です (2019年3月18日 17時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - ゆささん、ご指摘ありがとうございます。所々変換ミス出なってしまっていたみたいでした。直したのですがまだあったら教えてください。至らない所もあるかと思いますがこれからもお付き合いいただけると嬉しいです。 (2019年2月12日 21時) (レス) id: 641198ffcc (このIDを非表示/違反報告)
ゆさ(プロフ) - 一つ訂正なんですけど、龍人のとは人じゃなくて友ですよ。 (2019年2月12日 20時) (レス) id: 295e9f0591 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 頑張って見ますね! (2018年10月1日 23時) (レス) id: 641198ffcc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:さくら | 作成日時:2018年9月24日 4時