コンビニの常連客が推しだった件について[ま/ふ/ま/ふ]

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｢あのなぁ、そんな軽々しくイケメンとか言っちゃ駄目なんよ…？特にAに言われたら俺…｣

｢ああ、私なんかにイケメンなんて言われても嬉しくないよね、ごめん…間に受けなくてもいいんだよ、でも毎日ここにくるの、嫌でしょ？｣

｢そういうことやない！もうええわ…｣
｢え、ごめん…？｣

｢取り敢えずバイト終わったらID登録すること！敬語も慣れたら外すんやで！じゃあ、これお会計して！｣

｢あぁ…うん。｣

(坂田くん、忙しい人だな…)

｢ねえ、まふくんって本当に大丈夫なの？｣

｢…そんなに気になるんならAも一緒に看病しに行こうや、その方がまふも喜ぶだろうし。｣

｢…役に立つかわかんないけど、行かせてください。｣

｢良し！Aいつバイト終わるん？｣

｢坂田くんが今日の私の担当の最後のお客さんだよ。｣
｢え、そうだったん？！…ならもう行けるな！｣

｢ふふ、準備してくるね。｣

・

｢ここやで！…って前も一回来たことあるから言わんくてもわかるか。｣
坂田くんがインターホンを押す。

｢あ、やっと来た…って、誰？｣

｢あ、うらさん！うらさんも来てたんやね〜｣

｢…いや、まあ来てるけど。｣
｢じゃあお邪魔しま〜す｣

｢ちょ、ちょっと待て！…その前に、その子誰？え、まふまふって彼女居たっけ…まさか坂田の？｣

｢ちゃうよ！Aは俺の彼女なんかやない…ただの友達だよ、まあ一応リスナーだけど…｣
｢リスナー？！大丈夫なのかよそれ、まふはなんて言ってるわけ？｣

｢え、普通に仲ええけど？まぁええ子やからさ、うらさんも仲良くしてあげてや〜｣

｢そうなんだ…｣

｢あ、えっと…坂田くんの友達のAって言います…お邪魔します…｣
｢あ、俺の家じゃないけど…どうぞ。｣

(これって、あの歌い手のうらたぬきさんだよね？リスナーってこともバレちゃってるし…)

｢まふくんの居る部屋って何処ですか…？｣
｢あー…えっと、ここです。｣

｢ありがとうございます…｣
ちゃんとノックしてから部屋に入る。

｢あ、さかたんやっと来た…え、Aさん？｣

｢はは、わたしもお見舞いしに来ちゃいました…｣

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