コンビニの常連客が推しだった件について[ま/ふ/ま/ふ]

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｢ふぅ…疲れた、終わりましたよ。｣

やっと今日の仕事が終わった。一息ついてからまふくんに教えてあげると、待ってましたと言わんばかりのスピードでコッチまで来た。

｢よし、じゃあ前の公園に行きましょうか。｣

場所を決めていなかったのか、少し考え込んでから出した答えは前に二人で言った公園。誰にも聞かれちゃいけないくらい大事な話なのかな。

(そうだ、今日まふくんに告白しようかな。まふくんも言いたいことあるみたいだし、丁度良いよね。)

二人で店を出ようとしたとき、向こうから見覚えのある人がコッチまで走ってきた。

｢はぁ、はぁ…良かった、まだ居た…！｣

坂田くんだ。そんなに息が荒くなるくらい走ってきて、何があったのだろう。忘れものかな、いや、でもそんなものは無かったはず、だとしたら何故…

｢あれ、どうしたの。用事は？｣

私が聞きたかったことをまふくんが代わりに言ってくれる、返ってきた答えは想像と全然違かった。

｢そんなんどうでもええ！…やっぱり、今言いたいから…なぁまふお願い、今日だけ二人にしてくれへん？どうしても話したいんや…｣

今度でもいい、と言っていた筈の坂田くんの話が気が変わって今話したくなったという。

｢…僕は、いいけど。｣

｢ぇ…私も、いいですよ。｣

本当はまふくんに気持ち伝えたかったのにな。断れない、坂田くん凄く真剣そうだから。だとしてもタイミング悪すぎだよ、あと少しで…でも、まぁ坂田くんが悪い訳ではないけど。

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