7人兄弟の歯科物語4

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だいき :
りゅうせいは嫌がっていたけど、近くの病院に連れてきた。

原因はストレス。歯医者に行きたくないのが原因だろうって。駄々こねてたけどそのまま点滴をしてもらって、今は家に帰ってきた。

少し熱も出てしまったけれど、ベッドに連れて行くとすぐに眠ってしまったので電気を消して部屋を出た。

.


あきと、たかひろ :
「ただいま！
りゅうせいどう？」

だいき :
「ちょっと熱も出ちゃったけど、今は部屋で寝てる」

あきと :
「そっか」

歯医者が得意ではないのはわかっていたけど、ここまでの負担になっていたのは正直ショック。
俺が無理矢理、予約を入れたのがいけなかったかな…。


夜ご飯を食べてから、たかひろ君と話をする。
俺たちが嫌なのはわかってるけど、今回は歯医者の俺たちがストレスだったのか、俺たちじゃなくて他の歯医者でも同じ結果になっていたのか…。
結局どうしたらいいのか答えなんて出せず、ご飯を食べてからりゅうせいの様子を見にいった。


♪ガチャ

りゅうせい :
「あ、あきと君」

あきと :
「起きてたの？具合どう？」

りゅうせい :
「今は大丈夫。
考えちゃうと吐きそうになるからテレビ見ようかなって思ってたところ」

あきと :
「そっか。熱は？」
おでこを触る。

「まだちょっと熱いね。
寝れるなら寝ときな？
トントンしてあげようか？」

りゅうせい :
「いい、いい！
恥ずかしいからやめてよ。笑」

あきと :
「照れんなって〜。笑
ほら目瞑って？」

りゅうせい :
「ねぇやだ！笑
やめて！」

あきと :
なーんて言ってたのに、トントンしてやると1分経たずに寝息が聞こえてきた。
しばらくトントンしてあげてから、しんどそうに寝ているりゅうせいの頭を撫でてあげると心なしか表情が和らいだ気がする。


〜翌朝

ともひろ :
朝起きてから1番にりゅうせいのところに向かうと、まだぐっすり寝ていたので静かに部屋を出た。

朝ごはんを作って、仕事がある兄弟を起こしに行って…
りゅうせいの様子も見て、お粥を作って、洗濯回して…と今日も朝から忙しい。



たかひろ :
「りゅうせい、仕事はいけるのかな？」

だいき :
「遅番だからまだ寝かせてあげよう」

あきと :
「今日は歯医者来れないよなぁ」

じゅんた :
「なんであんなに嫌がるんだろうね」

.

ともひろ :
「お兄様方〜？
そろそろ時間やばくないですか？」

じゅんた、たかひろ、あきと、だいき :
「うわ！やば」

ともひろ :
そんな感じでバタバタと仕事へ。

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