7人兄弟の歯科物語4

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あきと :
「んくっ…」

たかひろ :
痛みから反射的に動いてしまうあきとの顔を抑えながら、素早く進める。

「痛いのごめんなぁ…。
もう終わるからな。
最後一回頑張ろうな」


"グリグリ

あきと :
「…んっ。ぅっ…んぁああ」

.

たかひろ :
「ん、いいかな。
とりあえず今日はここまでな」

あきと :
「…はぁ、、、」

たかひろ :
「ユニット倒しとくから、しんどかったら横になってていいからね。
すぐ片付けちゃうから待ってて」

あきと :
「…ありがと…」

.

〜帰宅後

たかひろ :
家に着くと、珍しくりゅうせいがリビングにいて…


りゅうせい :
「…おかえり。
あきと君大丈夫なの？」

あきと :
「待っててくれたの？
たかひろ君に治療してもらって、今は痛み落ち着いたよ」

りゅうせい :
「いや別に待ってないけど」

たかひろ :
「ふふっ。笑」

気まずそうに目を逸らして言うりゅうせいは、あきとを心配して待っててくれたみたい。笑


あきと :
「ちょっと疲れたからもう寝るわ。
たかひろ君、寝てたのに起こしてごめんね。
ほんとに耐えられなかったから助かったよ。治療してくれてありがとう」

たかひろ :
「いいえ、お大事にな。
何かあったらまた起こしていいから」

あきと :
「ありがと。
じゃあおやすみ」

.

そこからは痛みがなくなったから、朝までぐっすり眠れた。
そして後日しっかり治してもらいました。
もうあの激痛はこりごり。
歯の痛みだけは本当に耐えられないわ！


〜おしまい

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