7人兄弟の歯科物語3

・(じゅんた) ページ3

〜土曜日

じゅんた :
裕の歯医者までは車で20分程。
この辺りかな？
住所を見ながら車を走らせて到着したところはとても綺麗で歯医者っぽくなかったけど、その前で裕が待っていてくれた。

裕 :
「じゅん来てくれてありがとう！
たかちゃん、あっくんも久しぶり」

たかひろ、あきと :
「お久しぶりです^ ^
外観めちゃ綺麗ですね」

裕 :
「いろいろこだわっちゃった〜。
ぜひ中も見てってよ。
さ、入って入って^ ^」

じゅんた、たかひろ、あきと :
「失礼しまーす」

中もとてもおしゃれな雰囲気でりゅうせいが好きそう。


裕 :
「じゃ、早速だけどじゅんはここ座って。
たかちゃんとあっくんも隣に座っててね」

じゅんた :
俺が診察台に座ると、たかひろとあきとが付き添い用の椅子に座った。

「え、2人ここにいるの？笑
3人に見られるのなんか気まず。笑」

たかひろ :
「いつもそうじゃん。笑」

じゅんた :
「そうだけどさ...」

裕 :
「じゅんが嫌なら待合室で待っててもらう？」

じゅんた :
「…そこまでしなくていいけどさ」

裕 :
「じゃ、ここにいてもらお。
俺も話しながらできて嬉しいし^ ^」


じゅんた :
俺がエプロンかけられる間や椅子が倒される間も、裕はたかひろやあきとと専門的な話をしていた。

裕 :
「じゅん？口開けて」

じゅんた :
「…ん、おねがいします。
あー(口を開ける)」


裕 :
「んーと、虫歯はないね。
歯医者久しぶりだったりする？
ちょっと汚れ溜まっちゃってるけど？
フロスとかしてないの？」

じゅんた :
「あー、、、っと…笑」

あきと :
「じゅーんーたーくーん(じっと見る)」

じゅんた :
あ、あきとちょっと怒ってる。
「ごめん。笑
最近ちょっとさぼっちゃった」

裕 :
「まっ、綺麗にしてあげるから。笑
虫歯なかったからクリーニングだけね。
顔にタオルかけていい？」

じゅんた :
「あー…タオルいらないや」

裕 :
「そう？じゃあこのままやっていくね」

"キーンガリガリ

俺はあきとに診てもらうことが多いけど、普段からあきとの顔が見れた方が安心するからタオルはかけてなくて。
だから今日もタオルはなしでお願いした。

裕は俺の歯のクリーニングをしながらも、たかひろやあきととまた専門的な話をしている。

話の内容は全然わからないし、もっと俺のことかまってくれてもいいのにな。なんて思っていたらあっという間にクリーニングは終わった。


裕 :
「じゅんお疲れ。
綺麗になったよ^ ^」

じゅんた :
「ありがと」

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