○ ページ10
ゆう :
(たくモテモテなんだな〜。笑)
はるみちゃんには「俺も治療してもらうから一緒に来たんだ！」と言っておいた。
はるみ :
「そーなんだ！
たっくんもお兄さんも頑張ってね！
はるみはもう終わったからあとお会計だけなんだ」
たく:
歯医者にお兄ちゃんに付き添ってもらってることが恥ずかしくなって、何て言おうかと思ったらゆう君が嘘をついてくれた。
(ってか、はるみちゃんいいな。
もう終わったんだ。俺ももう帰りたい…。
この匂いも音もほんとにヤダ…)
はるみちゃんがいなかったら今頃ゆう君に弱音吐いてだと思う。
歯科助手 :
「○☆たくさんどうぞ！」
たく :
(うぁあ…呼ばれてしまった…)
はるみ :
「たっくん呼ばれてるよー！
頑張ってね^ ^」
たく :
「…おう！ありがとう」
はるみちゃんの前でゆう君についてきてなんていえなくて…
ゆう君に「じゃあ行ってくるね」って伝えて歯科助手のお姉さんについていく。
(あぁ…覚えてるこの感じ)
7年前のあの日を思い出す。
案内された椅子に座ってエプロンがかけられてから、もう5分くらいたった。
いろんなところから聞こえるキュイーンって音。
(怖えよ…先生早く来て…。
いや来なくていいんだけどさ！
隣で治療している人が丸見えだから1人でここで待ってるのが怖い)
爪をいじってさらに数分待ったとき…
歯科医 :
「ごめんねお待たせしました」
たく:
(ついに来てしまった。
緊張と恐怖で発狂しそうだ)
歯科医 :
「今日、山下先生お休みだから代わりに担当します富田です。よろしくね」
たく :
前の先生よりも優しそうな先生で少しだけ安心した。
歯科医 :
「えーっと…
今日は虫歯の治療ということだけど…
歯科検診でお手紙もらったりしたかな？」
たく :
「…あ、はい…」
歯科医 :
「そっかそっか、
中学生も忙しいからなかなかすぐには来れないよね〜笑
もらった紙、今日持ってる？」
たく :
(え、紙必要なの？)
「、、えっと…」
歯科医 :
「持ってないかな、大丈夫だよ。
じゃあまず診せてもらおうかな？
椅子倒しても大丈夫かな？」
たく:
「…はい」
歯科医 :
「緊張するよね。笑
まずは診るだけだからね^ ^」
たく:
あっという間に椅子が倒されて
俺の口元がライトで照らされた。
歯科医 :
「最初は鏡だけね。
お口開けてねー」
たく:
「んぁ…(口開ける)」
歯科医 :
「うん、綺麗に磨けてるよ。
虫歯は一個だけだね。
今日頑張って治していく？」
たく:
「…今日じゃなくてもいいんですか？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 40人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りり(プロフ) - ありがとうございます(^^) (2020年7月19日 21時) (
レス) id: 7251807e2a (このIDを非表示/違反報告)
Tii(プロフ) - りりさん» そんな風に言ってもらえて嬉しいです。ゆっくり考えてみますね^ ^ (2020年7月18日 21時) (レス) id: a31956f2fa (このIDを非表示/違反報告)
りり(プロフ) - 是非新しい家族の設定で歯医者さんの話読ませて頂きたいです(>_<)毎日の楽しみが無くなると思うと悲しすぎます(;_;)どうか前向きにご検討下さい(>_<) (2020年7月16日 22時) (レス) id: 7251807e2a (このIDを非表示/違反報告)
る - 早速ありがとうございます。楽しみにしています！ (2020年7月16日 0時) (レス) id: ba54079410 (このIDを非表示/違反報告)
Tii(プロフ) - りりさん» 予定ではお話を書くのを辞めようと思っています。ですが新しい家族の形もありかなと思ってきたのでアイデアが思いつき次第、今後やるかもしれません。 (2020年7月15日 22時) (レス) id: a31956f2fa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Tii | 作成日時：2020年6月27日 22時
