烏野高校二年の呪術師ちゃん (ページ7)

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『わあぁぁー。』

目の前で繰り広げられる、日向くんと影山君のバレー。

背の高い方の一年生、影山君と言うらしい。

ずっと間違えて影森くんとか言ってたよ、心のなかで。

ごめんと謝ったら首を傾げられた。

影山は知らないもんね、心の中で影森君とか言ってたの。

菅「それにしても日向はよく飛ぶなー。」

田「そっすね、瞬発力もありますし。」

二人の会話にこくりと頷く。

本当に日向君はよく飛ぶ。

彼自身の身体能力か、天与呪縛か。

多分前者だろうな。

本人はあまり考えてなさそう、直感で動いてるとこあるだろうな。

これで自分で考えて動く様になれば、もっと強くなる。

田「天橋、その腕どうしたんだ？」

ぎくっ。

菅「あっ、包帯まいてるべ。」

『あー…昨日料理してる時にちょっと…。』

へらっと笑う私の腕を菅原先輩が掴む。

菅「火傷か？気をつけるべ、女の子なんだから。」

『うぅっ…はいぃ…。』

近い近い、この人距離感バグってるよ。

田「やべっ！そろそろ大地さん達来るぞ、お前ら片付けて更衣室行くぞ。」

ケータイを見れば、もうすぐで朝練が始まる時間だった。

なるほど、大地先輩には内緒なのね。