story 53．幸せの鐘響�� ページ5
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あれから数カ月が経つ
季節も夏から冬の終わり頃へ向かう
肌を指すような寒さが体を直面させる
部室に並べられた大きなトロフィーと満面の笑みの写真
彼女は微笑ましくそっと写真の縁を触る
『…__________別れの時……か』
足音が徐々に近づく音が響き渡る
宗介｢こんな所にいたのかA、体が冷える戻れ｣
『分かってる……卦度私達卒業しちゃうんだなって
実感しちゃって』
すると宗介は上着を彼女の肩にそっと掛ける
宗介｢名残惜しいなお前は｣
『(暖かい…)……そう云えば明日はクリスマスか』
宗介｢そうだったか？｣
外へ出ると
羽毛の様な軽やかな雪が舞落ちていた
その光景に目がキラリと輝かせる
『雪…_______________』
宗介｢初雪…か、……｣
彼の喋る吐息は真っ白に空気へと変わる
彼女は寒そうな彼の手をそっと掴む
『……これなら…暖かいわよね？』
宗介｢いやお前の手も冷てぇ、ポケットに入れた方が………ふ｣
彼は手を口に抑え小刻みに笑う
『折角私が……手を……もういいわよ！』
宗介｢悪い悪い、卦度温もりは感じるからな｣
離した手を再び宗介は私の手をギュッと握る
彼女は顔を赤くして視線を外す
『…______________明日の…クリスマス』
宗介｢嗚呼、行くかどっか…？｣
『察しがいい人ね……まぁいいわよ行ってあげる』
宗介｢お前な、……楽しみにしてる｣
『
宗介｢意地張りな奴だな…素直に嬉しいって言えば…｣
無性に彼は冷めた頬を温めるように優しく撫でる
『…_______________何』
宗介｢何もねえよ、もちもちしてると思ってな｣
彼女は目を大きく開いて口をパクパクさせる
『もちもちですって……宗介の馬鹿！！』
宗介｢あはは…本当に(いじりがいがある奴)｣
積もった地面は二人の並ぶ足跡が雪に刻み込まれた
寄り添う肩は何処までも続く温もりでした
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未だ素直になれない二人
好きと言えない二人
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まゆ(プロフ) - 本当ですか！楽しみです！頑張ってください！ (2021年9月20日 22時) (
レス) id: 15df573ef8 (このIDを非表示/違反報告)
化鮎(プロフ) - まゆさん» 初めまして！読んでくださってありがとうございます！😁近々続きを書こうかと思ってます！よろしくです！ (2021年9月20日 21時) (レス) id: ca4637bf7d (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - はじめまして！とても良かったです！宗介くんカッコイイって思いました！応援してます！続き待ってます！ (2021年9月20日 16時) (レス) id: 15df573ef8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あゆみ
| 作成日時：2018年7月30日 23時
