水で溺れ戀してしまった【free】 (ページ36)

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story 35．失速の行き先② ページ36

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真琴｢Aちゃんは之からどうするの？｣

『行く道は判るけど、行く方法が判らない…』

真琴｢…其れって｣

扉が突然と開く

凛｢おーいハルは居るかって…Aまだ居たのか｣

彼女はそっとベットから立ち上がって

真琴の肩を励ますようにポンッとおく

『じゃ私は寝るわ、おやすみ』

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地方大会 1日目個人種目

観客席に座り試合前の様子を伺う

大勢集まる中、緊張感が漂う

江｢あっAちゃん！

聞きましたよ！バッタとフリー泳ぐって！｣

『ええ、良い結果が残せればいいんだけど』

江｢んふふっ何かAちゃんが戻ってきたようで｣

『何よそれー』

アップをする彼達を見つめる彼女

『…____(大丈夫…よね)』

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宗介｢っ…___はァ、…｣

バッタを泳ぐ彼は何処か足りない泳ぎする

凛｢宗介如何した？｣

宗介｢悪ぃタイミング間違えてちまった｣

凛｢らしくねぇぞ？｣

宗介｢だな…ちょっと飲み物取ってくる｣

凛｢…んぁ…｣

彼達の様子を見て浮かばない表情をする

江｢Aちゃん？｣

『いえ、何でもないの……凛も個人種目出るんだってね応援しなきゃ』

江｢はいっ〝地方大会1位を絶対取る〟って何時も以上に気合い入ってて…Aちゃ、ん？｣

手で顔を覆って表情を魅せないようにしていた

『本当に何でもないのよ…(凛は本気で…)』

江｢(何かあったのかな…)｣

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〝よーいせいっ!!〟

華麗に水に飛び込む

鮫柄｢おーせいっせいっ｣

似鳥｢せいっせいっ！｣

あっという間に先頭に立ち

ターンに入る

『相変わらずの脚力ね、ターンで更に差を広げる』

そのスピードは誰も凛に追いつけない

凛｢____…っはぁ…はァ、はァ、｣

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1 松岡凛

と表示され決勝出場レベルの記録で歓声が上がる

江｢お兄ちゃん！！｣

似鳥｢凛先輩っ！｣

百太郎｢凛先輩すげぇぇ！！｣

彼女は安心して凛に微笑むが

真琴の様子を見て目を暗くする

『…ハル』