水で溺れ戀してしまった【free】 (ページ18)

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story 17．溺れて溢ちる① ページ18

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『…____________助け、…て』

私の視界は真っ暗な深海へと引き摺り込まれる

手を伸ばしても光は見えない

怖くて体が冷たくなって震える

『…_____________もう辞めようかな)』

彼女は息を途絶える

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宗介｢っくそ！！！！！｣

宗介は荷物を投げ捨て慌てて室内プールに入る

凛｢お、おい？！ちょっ宗介？！｣

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彼は上を脱いで水の中に飛び込む

『_______________…』

宗介｢……馬鹿が！！｣

真っ暗な誰もいない水の中に

誰かが私の手を掴む

夢ならば一瞬光の道筋が見えた

『……(…__________山崎…くん？)』

溺れた私に光を魅せたのは_______________…

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宗介｢おいっ！しっかりしろ！！A！！！｣

彼女の体を揺らす

凛｢宗介！！！…ってA？！！｣

凛は顔を真っ青にする

宗介｢凛！先生を呼んでくれ！早く！！！｣

凛｢あ、ああ！！！｣

返事のない彼女に宗介は彼女の胸に耳を当てる

宗介｢…動いてる…息は…｣

『……っ_____助け…』

宗介｢薄い……っ｣

彼は彼女の顎を上げて唇を近づける

彼は息を大きく吸って

彼女の唇に息を流し込む

宗介｢…っはァ…はァ……起き、ろ！！｣

数分後彼女は

『…ｯｺﾞﾎｺﾝｺﾝ…ハァハァ…はあ、』

彼女は目を開ける

視界には彼がいた

『山…崎、くん』

宗介｢…大丈夫か？いや、…馬鹿か！

無理をして如何するつもりだ？！｣

『…っ…』

宗介｢取り敢えず保健室に行くぞ｣

彼は私を抱えるその途端に

宗介｢…っ痛…(肩が…)｣

彼女は察して彼に告げる

『肩……やっぱり痛むんだね、宗介くん』

彼は驚いていた

宗介｢何でお前が…それを…｣

『下ろして、私なら大丈夫』

宗介｢危険な状態に陥ったやつに言われたくねぇ
いいから大人しくしてろ｣

『泳げなくなったらどうするのよ！』

宗介｢今はそれどころじゃ…｣

凛｢お前ら…｣

『凛…！』