水で溺れ戀してしまった【free】 (ページ13)

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story 12．休日の出会い② ページ13

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宗介｢水姫学園で何があった｣

『何も無いわよ、其れに貴方には関係ないじゃない！』

宗介｢お前だけの問題じゃねぇんだよ！
凛はどうする？七瀬だけじゃねぇ、凛はお前に
思いをぶつけてる、もし凛が立ち止まったら｣

彼は私に近づいて上から見下ろす

宗介｢…許さねぇからな｣

『…勝手にして』

何時もの様に二人は睨み合う

すると

江｢Aちゃーんって……宗介くん？
お取り込み中失礼しま…｣

江が駆けつける、雰囲気を察したのか
後退りをする

『江ちゃん、何でもないわ只のコーラの取り合い』

江｢そーいえば二人ともコーラ好き同士だったね！｣

彼女は江の元へ駆け付けながらも

コーラを宗介へ投げる

宗介｢…於い、｣

彼女は口ずさんだ

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『過去の景色を取り戻せられたら』

と。

宗介は口ずさんだ言葉に気づいたのか

再びコーラを見直す

宗介｢昔の…景色って…、｣

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江｢鮫柄の皆さん今帰りました｣

外のベンチで座りながら浮かない顔をする岩鳶達

真琴｢なんか変だったねAちゃん｣

渚｢……抱きついた時感じたんだよね、
昔から僕の頭を撫でてくれるのに｣

怜｢渚くん昔と今は違うんですよ！
三年生の女性に対して勝手に抱き着いたりしたら！｣

渚｢えーでもでも大好きなんだもーん！｣

遙｢…前の高校で何かあったんじゃ｣

江｢…確か東京の水泳強豪校水姫学園でしたよね｣

怜｢でも全国大会リレーは2位でしたよ、調べた所
Aさんの個人もベスト3以内に入りますし
凄くいい記録何じゃ｣

悩ませる話題を考えながら皺を寄せる

すると

笹部｢おーなんだ何だ、皆揃って浮かない顔をしてー｣

江｢笹部コーチ！｣

真琴｢実は…__________｣

気になることを全て打ち明ける岩鳶

笹部｢あのAが鮫柄に…成程な｣

すると思い当たる表情をして悩ませるコーチ

真琴｢どうかしたんですか？｣

笹部｢去年の水姫学園の全国大会の動画見てみるか？まぁ一応見に行ってたんだ、卦度あまり彼女に詮索はしないでやってくれ｣

その言葉の本心は何処に