第七話 神官 ページ8
麗麗が失踪して三週間が経つ
ここまで来ると戻ってくる気配もない。
緑青館に
ちゃんとご飯食べているか、何処かに売り飛ばされてないか
正直心配で仕方がなかった。
小蘭｢猫猫〜区切りがいいところで終わっていいだって！｣
猫猫｢うん、分かった｣
今日は朝から慌ただしい。
というのも“神官”と呼ばれるお方がこの宮に訪れる日だからだ。
年に一度、茘の未来
神官様は神に近い存在と言われ、神のように扱わなければならない。
恐ろしい話だが、帝さえも神官には抗えないという話だ。
それだけ高潔で神聖な存在。
神官様を迎えるべく装飾品は穢れのない白で統一する。
絨毯も白、花も白。その準備に切磋琢磨働いているのだ。
勿論、私たちのような下女が神官様に会えるはずもない。むしろ直視してしまったら即処刑だ。
上級妃も姿を見ることが出来ず、唯一皇帝のみ神官と
小蘭｢神官様って本当に存在するんだねぇ、宮の外に居た時は伝説の人かと思ったー｣
猫猫｢私もだ｣
小蘭｢神官様って不老不死とか、願いを何でも叶えられるとか、動物と話せるとか、実は女性とか、いろーんな噂があるの。｣
そんな噂話、まさに伝説級だな。
猫猫｢神官様ねぇ、｣
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梟の鳴き声がすれば神官の到着した事を意味する。
その途端、皆平伏せて面を上げないようにする。
これが酷烈なのだ。神官様が帰られるまで頭は下げなくてはならない。
まぁ面を上げて首を跳ねられるよりはましだ。
猫猫｢(願い叶えられるというのなら……手に入らない薬草も叶えてくれるのだろうか……ひひっ)｣
──────
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帝 本邸
神官｢あまり、空気が澄んでいないですね｣
神官は白い斎服を身に纏い面布で顔を隠している。
女か男かも判断しずらい。
帝｢
神官｢這い、近頃暗澹な空気が寄ってきます。用心なさるよう｣
帝｢心得ておこう｣
神官の肩には大きな白梟
また神官には
｢それでは私は失礼します、帝の門に神の御加護があらんことを｣
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化鮎(プロフ) - ななしさん» 読んでくださってありがとうございます。すみません今気づきました。最後まで書いたのですがどうやら消えちゃったようです。知らせてくれてありがとうございます。どうぞ今後もよろしくお願いします(❁ᴗ͈ˬᴗ͈) (3月18日 21時) (
レス) id: 0a7cb3211d (このIDを非表示/違反報告)
ななし - いつも楽しくお話読ませていただいてます！18話刺客が途中で終わりになってしまっている気がします。確認の方よろしくお願いします！続き楽しみにしてます( *ˊᵕˋ )ﾉ (3月17日 19時) (レス) id: 60cf5c463f (このIDを非表示/違反報告)
化鮎(プロフ) - さふゆわさん» ჱ̒ ｰ̀֊ｰ́ )頑張ります (3月13日 10時) (レス) id: 0a7cb3211d (このIDを非表示/違反報告)
さふゆわ - 続きがきになる〜！！！ (3月12日 23時) (レス) @page21 id: da462b131e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あゆみ
| 作成日時：2024年2月25日 1時
