第二十三話 変化 ページ24
様子を見に来た水蓮と高順は寝台で穏やかに昼寝をする二人を見てほっこりしていた。
水蓮「まぁまぁ、なんて可愛いこと」
高順「昔を思い出しますね」
美男美女の二人の寝顔は美しいものであったが
幼い頃を見てきた2人にとってはとても可愛らしい寝顔だった。
夕方までそっと寝かせようと部屋の扉を閉めた。
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壬氏「おい、A……起きろ……A」
『ん………………』
ハッと体を起こして外の光具合を感じる。
日が沈み掛けている、少し長く寝すぎたようだ。
それに壬氏よりも起きるのが遅かった、この所色々あったから
なかなか寝付けられなかったのも事実か。
壬氏「夕餉の準備が出来たらしい」
『ああ、そうね……ん……』
壬氏「まだ眠いのか？」
『うん……』
壬氏「(うん？？やけに素直だな……)」
然しよくよく顔を見ると頬が赤く鳴っている
壬氏は手を伸ばして額に当てた、……熱い。
壬氏「熱があるな、まさかさっきの矢の毒か？」
包帯は既に解かれて先程の傷は癒えている。
恐らくAの治癒力で治したのだろう。
もしかして外傷は治せるが毒は分解出来ない仕組みなのだろうか
『……壬氏……水』
壬氏「すぐ持ってくるから待っていろ」
夕餉の支度をしていた水蓮にこの事を伝え、直ぐに水と汗拭を用意した。薬屋に来てもらおうと思ったが、何せAの本当の姿。これを見せる訳には行かないと、調合した薬だけを貰った。
薬を飲ませようと、彼女の身体を起こして口にそっと流し込む
『……っぐ、ま……ず』
「我慢しろ、ほら水も」
『っ……そんな事より、こんな近くに居たら貴方も風邪を移してしまう……から離れて』
「気にするな、移っても別に構わん。お前の傍にいたい」
『……変、なの』
「早く治るといいな、今はゆっくり休め」
頭を優しく撫であげると彼女は再び眠りについた。
彼女の隣で横になっていたが、息をしているかどうか気になってしまい一晩中眠れなかった。
たまに水蓮が身体を拭きに来てくれていたが、朝方の頃には薬が効いたのか呼吸も落ち着いてきた。
『……ん……眩し』
まだ少し怠さはあるけど、引いた感じはする
そして手に違和感があると思ったら壬氏はずっと手を繋いでいたようだった。
穏やかに眠る彼に微笑んだ。
『ありがとう、壬氏。』
続く
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化鮎(プロフ) - ななしさん» 読んでくださってありがとうございます。すみません今気づきました。最後まで書いたのですがどうやら消えちゃったようです。知らせてくれてありがとうございます。どうぞ今後もよろしくお願いします(❁ᴗ͈ˬᴗ͈) (3月18日 21時) (
レス) id: 0a7cb3211d (このIDを非表示/違反報告)
ななし - いつも楽しくお話読ませていただいてます！18話刺客が途中で終わりになってしまっている気がします。確認の方よろしくお願いします！続き楽しみにしてます( *ˊᵕˋ )ﾉ (3月17日 19時) (レス) id: 60cf5c463f (このIDを非表示/違反報告)
化鮎(プロフ) - さふゆわさん» ჱ̒ ｰ̀֊ｰ́ )頑張ります (3月13日 10時) (レス) id: 0a7cb3211d (このIDを非表示/違反報告)
さふゆわ - 続きがきになる〜！！！ (3月12日 23時) (レス) @page21 id: da462b131e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あゆみ
| 作成日時：2024年2月25日 1時
