第十四話 ほんの気づき ページ15
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_______________その頃 翡翠宮では
猫猫「あーーー」
紅娘「これはどういうことなの！！！」
赤面をかいた翡翠宮の侍女頭が猫猫に問い詰めていた。
というのも目の前には三人の侍女が猫猫のおやつにしようとしていたびやく入の菓子を盗み食いしていたようだ。彼女らには
猫猫「ど、どうと言われましても……」
猫猫は念の為侍女達の漢服を捲り上げ、「未遂です」と応えるが紅娘の渾身一撃を食らう。
壬氏「効力は分かった、相当だ…………いやまて……」
高順「どうかなさいましたか」
壬氏「まさかその侍女に貰った菓子は……びやく入りだったのか……私はなんてことを……少し用を思い出した、先に戻る」
高順「え、壬氏様？！！」
駆け足で壬氏は急ぎ柘榴宮へと向かうのであった
昼に上げた菓子はびやく入り、そうとは知らずに贈ってしまった。
麗麗のいる部屋は少し離れた場所にある。
灯りがまだ付いている、女の部屋に入るのは少し億劫だが
扉を鳴らした上で中へ入る。
壬氏「麗麗、すまない。あげた菓子にびやくが……」
『……女中の部屋になんの用でしょうか』
そこには平然とした麗麗の姿
ゆっくりと立ち上がって、宦官に向かって律儀に対応する。
壬氏「食べたであろう、先程やった菓子を」
『申し訳ありません……川に落としてしまいました。折角壬氏様に頂いたものだと言うのに、処罰お受け致します』
ほっと、壬氏は安堵した顔で肩の荷が降りた。
壬氏「処罰はしない食べていないのなら善い。、実はあの菓子にびやくが入っていたのだ、薬屋のお八つだったらしい」
『(やっぱり猫猫の薬入りだったか……)
壬氏様、用が済まれましたら此処から去ることを勧めます。貴方様のような方が女中の部屋に来るのは少し不当かと』
壬氏様はすまないと一言申して、部屋から出ていった。
足音が聞こえなくなったのを確認してから、ずるずると身体を下ろした。先程と様子も違く、火照った顔に乱れた表情。
『はぁ、……っ危なかった……部屋がほんのり暗くて助かった』
あの場で火照った顔を見せてしまえば、何が起こるか分からない。
勘のいい壬氏、色仕掛けでもされて私の正体を知られたら溜まったもんじゃない。
『あー……きつい、熱い
猫猫の馬鹿……』
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化鮎(プロフ) - ななしさん» 読んでくださってありがとうございます。すみません今気づきました。最後まで書いたのですがどうやら消えちゃったようです。知らせてくれてありがとうございます。どうぞ今後もよろしくお願いします(❁ᴗ͈ˬᴗ͈) (3月18日 21時) (
レス) id: 0a7cb3211d (このIDを非表示/違反報告)
ななし - いつも楽しくお話読ませていただいてます！18話刺客が途中で終わりになってしまっている気がします。確認の方よろしくお願いします！続き楽しみにしてます( *ˊᵕˋ )ﾉ (3月17日 19時) (レス) id: 60cf5c463f (このIDを非表示/違反報告)
化鮎(プロフ) - さふゆわさん» ჱ̒ ｰ̀֊ｰ́ )頑張ります (3月13日 10時) (レス) id: 0a7cb3211d (このIDを非表示/違反報告)
さふゆわ - 続きがきになる〜！！！ (3月12日 23時) (レス) @page21 id: da462b131e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あゆみ
| 作成日時：2024年2月25日 1時
